一生結婚するつもりはない、という独身男女(18〜34歳)
が4人か5人に一人。
さらに、結婚しても子供は欲しくないという独身男女が30%
以上。これは21世紀初めの8%からあっという間に激増しました。
さて、このような風潮をどう理解すればいいのでしょうか?
生涯未婚者が増え続け、子供を望まない既婚者もこのまま増え続
ければ、どうなるのでしょうか?
まあ、どっちにしろなるようにしかならないでしょうけど、これか
ら半世紀もすると、周りが独居老人だらけになるのはあまり気持ちの
いいものじゃありませんね。
さてと、では何をどうすればこういうことになるのか、ということはつ
い考えたくなります。だって今までになかったことですから。天地鳴
動するような一大事なのです。
生殖能力とか生殖願望の急激な減退ということ??
世界の人口が増えすぎてこのままではパンクしてしまうので、何か大き
な自然の力が働き出した??
生まれ育った家庭とか学校とかが面白くなさすぎるための迂回行動??
現実がウンザリなので、非現実の方への逃避行動、といって悪ければ、
浮気心??
それから、、、相手を選ぶようになった、ということは同時に選ばれない
ようにもなった。人や世の中を測る物差しが細く短くなった。蓼食う虫
も好き好きじゃなくなった・・・・その他。
どれもありえますねえ。身に覚えがあることも。
でもうら若い身空で、異性に接しても何にも感じない、トキメキがないと
いうのは私たちからすれば、信じられない気がします。この世に生まれ
た甲斐がないような気もします。
良くも悪しくも今の今まで、そこから生きるエネルギーみたいなものをも
らい続けたような気がするのです。
死にたくなった時だってあったけれども、今まで生きてこられたのは周り
から、特に家族から、陰に日向に生きる力をもらったおかげだと思います。
人を愛せなくなったというのは、人から愛されなくなったということで
もあります。そして愛することも愛されることも、望まなくなったというこ
とは、生きているということになんの魅力もなくなったということかも?
いや実をいえば、そういう気持ちってわからないでもないのですが・・・・
でも、寂しすぎるような気がします。
総論としては、こういうことじゃないかと思っています。
時代が内向きになってきた。今までずっと人々の目は外向きで、上向きで、
イケイケドンドンだったのが、それじゃ通じなくなった。上昇曲線が下降
曲線に変わりはじめた。どんなにジタバタしてもこればかりはどうしよう
もない。
これは仕方のないこと、というよりも、むしろ良い傾向だと思います。
もうどんなにお金儲けしようと思っても無理です。どうしてかというと、
モノが飽和状態になったからです。買うものがなくなれば売るものも無く
なります。
ですからこれからは何がなんでも他人よりも豊かになることじゃなく、他
の人と上手に折り合いをつけていかなければならない世の中になりつつあ
るのでしょう。
これまでは豊かになるためのただの手足だったのが、全身全霊で生きなけれ
ばならなくなった。でなければ人間ですらなくなるのかも?
・・・・・
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
・・・谷川俊太郎
あなたは生きていますか?今生きていますか?それとも・・・。




















