男と女、その１

熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

2023.02.1
婚活コラム

男と女、その１
☀️
のっけから、あまりにも当たり前の話で恐縮ですが、、、
この世には男と女がいます。動物の世界にもオスとメスが
います。当たり前すぎてそんなことを日頃は真面目に考え
ることは常識的な人ならありません。
でも結婚相談所を永らく続けていますと、否応なく考えて
しまいます。
男と女とは何なのか？
男と女の関係性はどういうものであるべきなのか？
いやそもそもあるべきカタチなどがあるのかどうか？
時代の変化や属している土地の文化や習慣によってどれくら
い開きがあるものなのか、などなど。
熊本の結婚相談所と他の地域、例えば首都圏とか北のほう
の寒い地方の結婚相談所とではマッチングの常識が異なる
のかどうか？
江戸時代とかもっと以前の平安時代とかの庶民の間ではど
うだったのか？
むかしであれば、土地土地によって結婚の慣習など随分違
ったようです。それは婚姻やブライダルの分野にビジネスの
手が全くと言っていいほど入っていなかったからでしょう。
ですから、まさに結婚とはその土地の文化の重要な一翼を
担っていうことだってできます。
外部から少しくらいは毛色の違うものが入ってきたかもし
れませんが、変わったとしても徐ろにでした。それが伝統で
す。
結婚相談所らしきものもあちらこちらにあったようです。
それも土地の文化や慣習みたいなもので、別に私たちの結
婚相談所のように手数料をいただくような野暮なものでは
ありません。
若い男女が傍にいれば黙っちゃおれない人がたくさんいた
だけです。余計なお世話が趣味というか生き甲斐のような
いたので、まず村や町にいつまでも結婚しないかできない
人は皆無に近かったのでしょう。
江戸時代といえば特にそうです。とりわけ江戸の町には女性
が少なかったので、若い女性と見れば次から次へと縁談が
舞い込んできます。ですから独身を押し通すなんてことは至
難の技だったのです。
またお見合いの場所の話になりますが、驚くべきことに湯
屋（銭湯）がよく使われました。当時の江戸の町は火事が
多かったので、火元になりやすい家庭での風呂の設置は固
く禁じられていました。
宿屋でもよほどの高級なとことでない限り風呂無しでした。
ですからみんなお風呂といえば銭湯という公衆浴場で、し
かも江戸っ子はお風呂が大好きなのでした。さらにさらに
どこのお風呂も男女混浴だったのです。
という次第で、銭湯はこれはと思った若い男女を見合わせ
る格好の舞台となったのです。ただ念のために言ってお
きますが、お互いの顔も裸体もほとんど見えません。
なぜかって湯気がいつももうもうとしていたからです。浴槽
は一番奥の方に小さなやつがありましたが、メチャ熱いの
で永くは入っておれません。ですから要するに湯屋全体が
スチームバス風になっていたのです。でなけりゃいくらな
んでも、、ですねえ。
まあ、しかしお見合いの場としてはとても好都合ではあっ
たわけです。手軽で安上がりで、文字通りハナから裸の付き
合いだったんですね。
あ〜そういえば、裸の姿もぼお〜としか見えない代わりに、
どんなお顔をしてらっしゃるかなども判別はつかなったの
だと思います。
まあ、たぶんそんなもんで良かったのでしょう。そんなもん
でカップルがどんどん出来上がっていたのですから。
現在の私たちのような結婚相談所からしてみれば夢のよう
な話です。また楽しそう。一度私自身もそんなお見合いをし
て、そんな相手と一生を共にしてみたかったなあ
、、、なんて。
ただ男性各位には言っときますが、江戸の町は女性が希少
な存在だったので、結婚するのも簡単なら、三行半をつき
つけるのも割と簡単だったみたいです。もちろん女性たる妻
の方からです。ひょっとするそんな風だったから平和な時代
が三百年近くも続いたのかもしれませんね。
「あんまりアホなことばっかりしてると、別れるわよ」
「はい、どーも、あいスミマセン。これからは心を入れ替え
てあなたにふさわしいおのこになります、なってみせます」
「ホントかしら？アンタはいつもそうやって口先ばっかり
なんだから、まあ、いいわ、今回に限り許してあげます」
まあ、多分あの時代はとっても良い時代だったのでしょうね。