熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

婚活の市場化。婚活はショッピングじゃない

むつみ会結婚相談所への訪問者③、婚活のマーケット化

「結婚市場はいうまでもなくマーケットじゃない。
在庫処分バーゲンセールも、お得意様ご招待セールもな
し。どちらもお客様、生身の人間様という基本を忘れて
もらっちゃ話にならないと思うんです」。 
「人間不在ってとこですね。モノからカネ、そしてヒト
っていう、優先順位が出来上がってる。モノやカネ抜き
ではヒトの幸せなんて考えられない。
まずヒトがあって、そこからモノやカネの生かされ方が
でてくるという方向性が曖昧になったところがある」。
「確か聖書の有名な言葉に、”狭き門より入れ”というの
がありましたね。でも今は”広き門より入れ”ということ
ですね。そんなことも言ったりすることあるんですか?
結婚は狭き門より入るべし、とか」。
「まさか。第一そんなこと言ったら、自分勝手な意味で
曲解して受け取る人だって出てきます」。
「えっ、どういうことですか?」
「ハードルをもっと高くしなさい」。
「あっ、ナルホド!」
「この歳まで妥協しなかったんだから、今更妥協するな
んてねえ、なんていう人はけっこう多い。そうなると、
狭き門っていうのは、東大の赤門になってしまう」。
「問題はどの点で妥協して、どの点でしないかですね」。
「そのあたりの判断の物差しがですねえ、どうかなあ
とちょっと首を傾げたくなることは多いです」。
「狭き門、広き門というより、立派な、見栄えのいい
門構えということですね」。
「収入は多いほどいい、安定してて、人聞きのい職業で」
「女性サイドから言えば、身長が高くて、肥満でなくて、
頭の毛が少なくなくて、、、、」
「そういうのは昔から大なり小なりありますが、今は少々
ややこしくなってるところがありますね」。
「と言いますと、どういう点がですか?」
「男子の失業者が減ったということはありますが、まあ、
失業中の方は結婚相談所にはいらっしゃいませんが、どう
も減った分収入が全般的に減りました。安定した職業とい
うのもそうです」。
「ああ、非正規の人が増えたことですね」。
「ええ、非正規の人は現在の収入もですが、正規の職員に
なれない限り収入が増えないし、またいつ失業するかわか
らない」。
「生活設計の立てようがない、行き当たりばったり。困っ
た話ですね。これってやっぱり政治の貧困ということで
しょうね」。
「バブルの崩壊に始まる失われた十年が、十年どころか、
今も続いていて、これからの見通しも立たない。
どうも行き当たりばったりは、若い人たちの暮らしだけじ
ゃなく、政策的にもそうじゃないかなと感じます。
もっと抜本的な思い切ったことをやらないと、若い人た
ちが可哀そうだし、活気がどんどんなくなっていくよう
な気がします」。
「思い切ったことと言いますと、どういうことでしょう」
「僕たちは政治家でも経済学者でもないですから、詳しい
ことはわかりませんが、このまま未婚化というのが続い
ていけば、政治家の人たちも経済界の人たちも困った
ことになるんじゃないですか」。
「そうですねえ、いや本当に。他にも何か思い当たること
ってありますか?」
「ええ、そうやってできた経済格差がそのまんま結婚格
差にもつながっていくわけで、そのことがまた新たな問
題を派生させていってるような気がします」。
「悪循環、負のスパイラルってやつですね。その辺り私
としてはもっと詳しくお話し聞きたいです。
今回の私どもの特集の未婚時代というテーマの中心部分
ですからね。結婚相談の現場としてどういうことを感じ
るか、、、」
「共稼ぎが普通となったことがまずあります。でないと
生活が成り立たない。男性の収入プラス女性の収入で
初めて現実味が出てくる。そうなると、こんな状況が出
てきます。つまり、男性は女性の収入が自分より少なく
ても構わないが、女性は男性の収入が自分より少なくて
はいけない。ということで、結婚相手の対象となる範囲
がウンと狭まってきます。
学歴なんかもそうですね。女性が安定した職業に就くた
めに高学歴化しました。そこでも同じ問題が出てきます。
男性の方が女性より学歴レベルが高くないといけない。
今までそんなことが問題になることはなかった。
さらに言うと、男性側も女性の収入をあてにするのが当
たり前になった、なんてこともあります」。
「もつれた糸状態ですね」。
「そして赤い糸がどこにあるのかわからない状況。でも
やっぱり赤い糸というのはあると思うんです。ただその
赤い糸は出会った瞬間に電気が走るような、ロマンチッ
クなものだけじゃなくて、結婚して自分の家族を作り、
営んでいくという、そういう何でもない生活の中で、
見えてくるのでもあるのだと、そんな風に思います」。
「なるほど。で、他にも何か思うことってありますか?
負のスパイラルの中から出てきた新しい問題点というこ
とで、、、」。
「結婚年齢がスライドしてきました。むつみ会結婚相談
所がスタートした頃は、女性は二十五歳が結婚適齢の大
きな節目になっていて、それを過ぎると、いき遅れなん
ていう有難くないレッテルを貼られてしまいました。
そういう社会的な無言の圧力というか、常識というか、
固定観念の中で、何が何でもというのがありました。
二十九歳の次は三十歳だけど、三十歳の次は三十一歳で
なく四十歳だよ、なんてね、あながちジョークってわけで
もなかった。
でも今は十代でデキちゃった婚をすると、二十代が中抜き
状態になって、三十代でマジで結婚を考えだすってのが殆
んど当たり前になりました」。
「二十代が中抜き、婚活の真空状態になったのはどういう
ことだと思いますか?」
「それは女性が高等教育を受けて、就職して、仕事に慣れ
る頃には、はっと気がつくと三十代がもう目の前だった、
私たちの結婚相談所に来られる女性の典型的なパターンが
それですね」。
「その間は恋愛はご法度ということでしょうかね」
「いえ、そういうことはないと思いますが、交際期間が
すごく長くなった。恋愛が結婚という区切りに達するのに、
五年とか六年とか」
「長すぎた春、、、、」
「ええ、その間に破綻するケースが多い。それでやっぱり
気がついたら三十歳。時間は待ってくれない」。
「結婚願望というのはどうなのでしょう?」
「それなんです、あるのはあるのかなとは思うんですが、
どういう人という前に、するかしないかというのも選択肢
の一つになってきたきらいもありますね」。

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