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歳をとることへの不安と反発
年齢を重ねると、ついつい「歳をとりたくないな」と口にしてしまうことが多くなります。
しかし、私はそのようなセリフを吐く人に対して、なんとなく違和感を覚えます。
歳をとればとったなりのご褒美や経験があるものだと思うからです。
井上陽水の「人生が二度あれば」
井上陽水は「人生が二度あれば」という歌を通して、自分の父親や母親を歌いました。
この歌の歌詞の中で、陽水は父母が年を重ねた姿を描きつつ、人生における後悔や夢を歌い上げています。
歌詞一部抜粋:
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父は今年二月で六十五
顔のシワは増える一方、仕事に追われてきた父。
でもやっと、ゆとりができたという一節が、年齢を重ねたことの意味を感じさせます。 -
母は今年九月で六十四
子どものために年を重ね、家族のために生きた母の姿は、歳を重ねることへの感慨を深めます。
この歌は、若者たちに愛されていました。私も学生時代、ギターと一升瓶を手に取り、よく武夫原キャンパス裏の立田山に行き、みんなで歌ったことを思い出します。
青春と年齢を重ねること
「青春はもはや来たらず」というフレーズは、単なる歌詞以上の意味を持っています。
私たちの世代が「青春」を過ぎ去り、年齢を重ねることに対してどう向き合うかは、大きなテーマとなります。
私たちの親世代と比べ、人生が二度あればと思うほどの経験ができたか、考えたことはありませんか?
年齢を重ねることで見える新しい価値観が、今の私たちにとって何より大切なものになっているように感じます。
「青春」が「人生」に変わった時
今、私たちは若い頃とは違う形で人生の意味を見つけようとしています。
「青春」を通り過ぎた後に見えるのは、人生そのものです。
若い頃に歌った歌詞も、今では人生に歌い替えられ、私たち自身がその歌詞に共鳴しています。
私たちの世代は、まさに高齢化社会を生きています。
人生をどう豊かにしていくか、高齢者としての生き方を考えることが重要です。
高齢化社会と結婚相談所の影響
私自身も、今や正真正銘のばあばとじいじ。
私たちの世代が高齢化する中、少子化も進んでいます。これがどんな影響を及ぼすのでしょうか?
結婚相談所においても、介護の問題が年々深刻化しています。
高齢者向けの婚活が注目される中、若い世代が抱える問題も同様に重要な課題です。
少子高齢化が進む中で、どのように婚活を行うべきかを考えることが大切です。
高齢者の魅力とその価値
確かに、加齢臭などの年齢的な特徴もありますが、年齢を重ねたことによって見える人間的な魅力も存在します。
私は、年齢を隠すどころか、それを逆手に取った女優・倍賞千恵子さんの姿に共感しています。
彼女が出演した映画では、スッピンで手のしわのアップまで見せてくれるのです。その姿勢には、年齢を重ねることへの誇りと美しさを感じます。
まとめ:歳をとることをどう捉えるか
歳を重ねることに対しての不安や反発は、ある意味で自然なものです。しかし、年齢を重ねることで得られる知恵や魅力もまた大きな価値があります。
私たちの世代は高齢化社会に生きており、それにどう向き合うかが、今後ますます重要になっていきます。
素敵な高齢者になるためには、年齢に誇りを持ち、これからも人生を豊かに生きていきましょう。