思い出のグリーングラス
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汽車から降りたら 小さな駅で
迎えてくれる パパとママ
手を振りながら 呼ぶのは
彼のすがたなの
思い出の グリーングリーン
グラス オブ ホーム
帰った私を 迎えてくれるの
思い出の グリーングリーン
グラス オブ ホーム
昔と同じの 我が家のすがた
庭にそびえる 樫の木よ
子どもの頃に のぼった
枝もそのままよ
思い出の グリーングリーン
グラス オブ ホーム
悲しい夢みて 泣いてた私
ひとり都会で 迷ってたの
生まれ故郷に 帰ったら
夢がさめたのよ
思い出の グリーングリーン
グラス オブ ホーム
笑顔で誰もが 迎えてくれるの
思い出の グリーングリーン
グラス オブ ホーム
・・・思い出のグリーングラス
(山上路夫、訳詞)
うたいだすととまらなくなる歌があります。
自分の部屋で・・・ひとりぼっちで・・・
別の日には車のエンジン音をバックサウンドにして。
またの日には旅先の車窓の風景を眺めながら。
このうたはある女性死刑囚が、刑の執行を前にして
つくったものだという。
ひとたちがすべてを失ったとき、帰るところはたった
ひとつしかないのでしょう。そう、たったひとつだけ
とってもなんだか切ない。
あなたにだってきっとあったはずです。
傷ついて、心がズタズタになったとき・・・・・
もう明日なんか来ないほうがいいと思うとき・・・
死刑囚でなくっても、生きることが面倒になったり、
切り捨てられない過去に押しつぶされそうなあなた。
でも、そんな日でも、もし帰る場所がこの地球上に
あれば、
そんなあなたでも、いやそんなあなただからこそ、
黙って受け入れてくれる人がいるならば。
たったひとりでもいいから、そんな人がいるなら。
この世の全部は、結局のところ、家族に収斂(しゅうれん)
し、そこから、この世の全部にむかって集散していくような
気がしてなりません。帰巣本能というのでしょうか。
親子の絆、夫婦の愛。あなたが生まれ育ったところ。
あなたの人生でいちばん心が安らぐ空間。
でももしなかったら?あるいはあっても安らぐ場所でなかっ
たら?そんな人たちがいなかったら?
どのようなわけありだろうと、そんなあなたの後姿が
愛おしくてたまらない
・・・のは一体なぜなのでしょう。
こたえはあなたのこころの風景の中にきっとあります。
グリーングリーン グラス オブ ホーム。
さてあなたにとって”結婚”とは一体何なのでしょう?
暮らしが安定するから?
人並みなカタチをつくりたいから?
子どもが好きだから?
親を安心させたいから?
この人と生涯を共にしたいと思う人ができたから?
色々とあることでしょう。
でも本当のところは・・・
グリーングリーン グラス オブ ホーム
・・・のような気がします。
もし私が妻と出会わなかったら、そして結婚し、ささやか
な家庭を築き、子どもを育て、孫が生まれなかったら?
それはやはり、
グリーングリーン・グラス・オブ・ホーム
の物語なのだと思います。
結婚難がささやかれ、結婚できない人が増えると出生率
も下がっていきます。せっかく結婚したと思いきや二組
に一つの結婚生活も破綻していきます。
そんなドラマがあるとないとでは天と地のような開きが
あるような気がします。
兎追いしふるさと、小鮒釣りしふるさと・・・・
もなくなりました。
私たちの心の中からとっても大切な世界がすっぽりと
抜け落ちてしまったような気がします・



















