熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

小さな島の小さな幸せ

小さな島の小さな幸せ
あるところにある小さな島がありました。周りは海
で囲まれていますから、島民は小さな船で漁をして暮
らしていました。
その日の漁が多かった人は漁がなかった人にあげたり、
逆にいただいたりして長い間平和に暮らしていました。
ところがある時その島に資本という名の貨幣経済が入
ってきますと事情が一変しました。
大きな船を買って魚をいっぱい獲りました。その魚は売
ればお金になりますから、もう誰にもタダであげたりは
しません。
でもそれもしばらくの間のことで、魚を獲りすぎたため
に不漁が続くとみんな倒産して夜逃げしました。
そうやって一人減り二人減りしてとうとう無人島になっ
てしまいました。
地球という島もきっとそうなるのでしょう。もうその兆
しがどうやら見えてきました。魚(モノ)が売れなくな
るとお金なんてなんの意味もなくなります。大量生産大量
消費であっという間にモノがいっぱいいっぱいになり、も
う投資をしても見返りがなくなってきています。
銀行はお金を預ける人も借りる人も無くなってきて、日
銀から押し付けられた国債で息を継いでいますが、その
日銀も国債の重みで押し潰されようとしてる有様です。
そうなると、みんながその日暮らしになります。魚は二、
三日もすれば腐ってしまいますし、米は古米になり古々米、
古々々米になり、買い手がいなくなります。お金は黙って
いても増えていきますが、それ以外のものは減っていきま
す。ですから先々のことを考えて蓄えてもなんの意味もあり
ません。
この天と地の間に生きている限り、他の生き物と同じよ
うに人間も先のことばかり考えて生きていくようにはできて
いないのです。限られた資源を奪いあうのではなく、分かち
合うしかないのです。みんなで仲良くその日暮らしをするこ
とが地球と仲良しにつながっていくのでしょう。
私たちがまだとても幼かった七十年ぐらい前の話でちょっと
恐縮ですが、地球、つまり自然と仲良しでした。自動車もほ
とんど通ってなかったし、ですからアスファルトの自動車の
ための道路もありませんでした。道という道はそのまんまと
いう風情で、石ころがいっぱい転がってるし、凸凹で、牛と
か馬のフンもあちこちにありました。公設の公園とかもなく
その代わりありとあらゆるところが遊び場でした。
周りはほとんどが田んぼだったので、秋の収穫のあとなんか
格好のプレイランドとなりました。田んぼには用水用の小川
が四方に通っていて、小さな魚がたくさんいました。まだ農
薬は使っていなかったので、安心して魚をとったり、水遊び
をしていました。蛇もいたしカエルもいました。今からする
と生き物の楽園さながらです。
そんな環境の中で暮らしていますと、住んでいる人たちもみん
な顔見知りで、良い意味でも悪い意味でも親密でした。悪い
意味というのはイタズラをしてもすぐバレるということで、
その代わりと言っては何ですが少々のことは頭をこつんと叩
かれるくらいすみました。
自動車もないし、自転車も値段が高かったし道路が道路です
から乗りにくいしで、移動は大抵徒歩ですから、歩いていける
範囲が日常の生活圏でした。半径にしてせいぜい4キロくら
いですから、小さな島のようなものですね。そんな小さな島
がたくさんあってみんなが助け合って暮らしているという感
じです。
そんなのって堅苦しいといえばその通りですが、他の世界なん
てあまり知る機会がないので、それが普通になります。そこか
列車に乗ってたまに親戚の家に行ったりするのが、普通でなく
て、まるで異次元の世界を旅するような感じでした。
それがびっくりするようなスピードで変わり始めたのが、第一
回の東京オリンピックの頃、確か中学生になりたての頃だった
と思います。道という道は舗装されビルの谷間を自動車の車列
が洪水のように流れ、新幹線や旅客機が整備され、小さな小島
のようだった生活圏はあっというまに消えてなくなりました。
極端な学歴社会が始まったのもその頃からでした。進学校から
少しでもいい大学に入って東京の大企業のサラリーマンになる
というのが絵に描いたようなサクセスストーリーになりました。
そうなりますと自ずと周りはただの競争相手になります。勝者
になると自慢の種だし、負けるとただの落ちこぼれです。なん
だか世の中が信じられないくらい冷たくなりました。変に同情
したりすることは禁物です。すぐ足元を掬われるということに
なりかねません。そういう時代がもう長い間続き、かって全く
異なる世の中があったことなどもう誰も思い出しもしません。
でも時代というのは所詮ニンゲンが作ったものですから、変わ
る時に驚くようなスピードで変わるものです。そんな変動の時
代が足音もなく、でもしっかりとしかもすごいスピードでやっ
てきています。足音もなく、と言いましたが、違う時代を知っ
ている私たちにはその足音がはっきりと聞こえるような気がす
るのです。
そういう時代の移り変わりも私たちの結婚相談という場には
残酷なくらい反映されます。そもそも結婚相談という職種そ
のものがそんな目の回るような競争社会の現実が生み出した
ものです。勝ち組にとっては好都合??かもしれませんが、
そうでない人にとってはまさに受難の時代です。
熊本の結婚相談所であるむつみ会は、明治生まれの父と大正
生まれの母の手によって生まれたので、どうもそんな時代の
変わり方には強い反発を覚えていました。そして、そんな気持
ちで結婚してできた家族や家庭が本当にうまくいくのかなとい
う強い懸念を常に抱いていました。
その心配はズバリ当たったような気がします。結婚できない
男女が年々増えてきて、ハナから結婚を諦めている人や、結婚
はできてもあえてしない独身主義みたいな男女が増えてきまし
た。また無事結婚しても、離婚してしまう人が二組に人組とい
う有様です。結婚して子どもをなしても、日本の子どもたち
には笑顔がないというのは、外国の事情をよく知っている人た
ちからはよく聞く話です。
熊本の結婚相談所むつみ会は旧時代のタイプの父や母の感化を
よくも悪しくも受け継いでいますから、人によっては時代遅れ
のことをやってるなと感じる人もあるかもしれません。
まあ、自分たちでもそう思う時もありますからそうなのでし
ょう。そう思った人たちは次から次へと廃業していきました。
その気持ちは痛いほどわかります。データ万能の結婚相談な
ど本来の結婚相談所のありかたではないと思います。人間は、
男と女はカタチだけの情報で理解できるはずがない。もっ
とも人間的な営みである家族がそんな気持ちでやっていける
はずがないと心底思います。
なんでもお金の重さでしか計らない極端な貨幣経済のために
人々が、とても非人間的は力で一時的に誤作動を起こしてし
まったのが、この半世紀ちょっとの世界ではなかったかと
思います。人間は周りの状況にうまく順応しなければ生きて
いけないから、そうなっただけで決して本心からではないの
でしょう。そんなものである以上いつか必ず行き止まりに
なります。司令塔はお金ですから、お金の値打ちがなくなれ
ばどん詰まりになるしかないのでしょう。
確かにわざわざ結婚相談所に入会して、良さそうなパートナ
ーとであっても、そりゃいいことばかりではないでしょう。
大切な何かをゼロから作り上げていくのは大変です、大切なも
のであればそうです。それはお金では買えない何かです。そん
なものの一番上にあるのが結婚から得る充実した幸福感だと
思います。
結婚生活というのは大きな社会の中に浮かぶ小さな島であり、
そこで日々何かを学びあい、いろんなものを分かち合って、
人々は成長していくのだと思います。
海、地平線、ビーチの画像のようです

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