熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

熊本の結婚 ・再び、大家族のものがたり

「どん底が、私に自由をあたえ、私に自分自身をめざめさ
せ、本質という基盤の上に立たせた」
そうj.Kローリングズ(あのハリーポッターシリーズの作者)
は述懐しています。私の大好きな言葉です。
苦しい経験が、あなたに自由を与え、あなたにあなた自身を
目覚めさせた、、、なんて、たぶんわかる人には胸に刺さっ
てくる言葉です。そして彼女はこどもたちをわくわくさせる
物語を創りました。
また天才的数学者である岡潔さんはこんなことを言っていま
す。人間の真ん中を通っているのは、「自然」であると。
そして、才能とは自然との回路なのだと。自然の叡智に敵う
ものなどないのだと。
つまり年老いてお互いを労わり合う素敵な老夫婦の姿は自然
に祝福されている姿なのかもしれません。
そんな世界があるなんて結婚する前には思いもよらなかった
ことだと思います。
さて、私たち夫婦の結婚生活の物語はほとんどが大家族とい
う枠組みの中で進行してきました。結論から言いますと本当
にいろんな意味で良いことの方が多かった様な気がします。
私たち夫婦も私たちの子どもたちもそうですし、私の個人的
な気持ちから言わせて貰えば感謝の気持ちでいっぱいなので
す。それはどういうことかと言いますと、、、、
高度経済成長前のみんなが貧しかった時代に、私たち四人の
子どもを必死に育ててきた(亡き)母親に、人生でサイコー
のプレゼントが出来た様に思うからです。
私たち夫婦は結婚して二年目と三年目に二人の男の子ができ
ました。今ではいいオッさんになったその子どもたちが孫と
同じくらいの年頃だった時、それは私たち夫婦にとっても、
(それはもう確かに大変ではありました。なにしろ年子の
男の子ふたりですからね、でも、、、)今から振り返ると、
”黄金の日々”でした。一生の宝物の様なものですね。
でも、”黄金の日々”ということでいうなら、私たち夫婦以上
に母にとっても”黄金の日々”ではなかったかということです。
当時の母の口癖は「幸せ、ああ〜幸せ」でした。
私が生まれてからこのかた、母の唇からそんな言葉が飛び出
すのを初めて見ました、それも頻繁にです。とにかく言葉で
は言い尽くせないような苦労の連続でしたからね。歳のせい
ばかりとは思いません。
その時私は妻と出会ってよかった、結婚してよかった、元気
な子どもが生まれてよかったと心の底から思いました。
肉親だけでなく、一緒に生活を共にしている同士というもの
にはちょっと言葉では形容し難い心情が生まれてきます。
もし僕たちが別々に暮らしていて、妻と母が形ばかりの親子
で、子どもと母が形ばかりの孫と祖母の関係でしかなかった
ら生まれるはずのないものがしっかりとそこには育まれてい
たのです。それが「幸せ、ああ〜幸せ」という呟きとなった
のだと思います。
あれから四十年近く経った今、なぜかしら僕たち夫婦があの
頃の母と同じ境遇にいます。だからこそ手に取るようにわか
るのです。あの「幸せ、ああ〜幸せ」の意味が。
やがて次男が誕生しますと、姉と姉の二人の娘(その頃高校
生くらいだったかな)も一緒に暮らすようになりました。
なんと総勢八人の五世代家族といったところです。まあ、当
時の我が家のにぎやかなことといったらなかったですねえ。
姉と妻は年が離れていたので、姉妹と言うより親子に近い感
情があったようですし、二人の姪と妻が姉妹のようなものだ
ったような気がします。
それに僕を加えていろんな年代の代表が起き臥しと喜怒哀楽
を共にしたわけです。
まあ、僕との結婚生活は結婚前に想像したものとは懸け離れ
たものになってしまったわけです。
おまけにその頃は結婚相談の会員さんにも家族のようにお付
き合いしている人が少なくなかったので、家族というより小
さな村のようなものだったかも?
子どもも核家族の場合とはかなり趣が変わった育ち方にな
ります。家にいるのが母親だけというのとは、やはり単眼的
な環境になりがちです。世の中にはいろんな人がいて、いろ
んな考え方を、行動パターンを持っているというリアリズムに
鈍感になってしまうということはあります。
それにしても幼き日の我が子どもは天真爛漫を超えて、相当な
やりたい放題だったような気がします。
何せ周りの大人どもが、あれしちゃダメよ、これしちゃダメよ
という気難しいタイプからは程遠くて、子どもは元気が一番
なんて万事を片付けてしまう人ばっかりだったのです。
それをいいことに、、、、そりゃあ、子どもは散らかすのが仕
事、大人は片付けるのが仕事とはいえ、よそから来た人から
見ればびっくり仰天の有り様となりはてたのです。
妻の母親が遊びに参りましてびっくりしました。
「あれえ、俊ちゃん(長男の事です)今ここにいたのに消え
ちゃったよ。ねえ、いないよ、どしたんだろ?」
フツーであれば、お部屋から出て行く時はちゃんと襖を開け
なければいけませんから、何の物音も残さずに姿形だけ消え
てしまったのですから、まるでお化け屋敷です。
でももちろんいくら何でもお化け屋敷じゃありません。要す
るに襖はあれど、なかったのです。
つまり子どもたちが襖の紙を破いてしまうだけでは飽き足ら
ず、枠だけ残して骨をあらかた粉砕してしまっていた、とい
うわけでした。それで致し方なくカーテンを垂らしておきま
したが、そのカーテンをくぐってしまえばお隣の部屋に手っ
取り早く移動できるという仕組みになっていたのです。
                       
                                                            (続く)

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