独身女性が男性に望む「結婚の条件」は今は３Cってとこで
しょうか・・・すなわち下記の三つですね。
①Communication　　　-精神的充足
②Comfortable　　　　-経済的に余裕がある
③Cooperation　　　　-家事育児への協力
①については、男女共通ですね。今も昔も不動のナンバ
ーワンです。
一番に問題になるのが、というと②です。
不況が長引くと、このハードルは高くなるばかりでしょう。
一握りの高給取りに一極集中の傾向が強まるばかり、とい
うことにもなります。
ただどうでしょうか、信頼できる識者の意見によると、どう
もこれが、これまでのような一時的で例外的現象ではないと
いうことらしいのです。
高度資本主義が行き着くところまで行って、成長曲線が横
ばいから下降になってきたらしいのです。
そうなりますといよいよ②の経済的な余裕という条件は問題
になってきます。いいえ、というよりいささか考え直す必
要も出てくるような気がします。
できるだけ大きな企業や組織に入れば、これまでのように
一生安泰かといえば、それもおぼつかない話になってきます。
ちなみに申しますと、男性側からの希望の二番目は美貌な
のですが、それも経済的に余裕がなければ現実的には望み薄
ということになります。
まあ、そういうわけで今までの結婚の条件は、流動的になっ
てきて、あと十年もすれば随分様変わりしてくることが予想
されます。
昔は三高（高学歴、高収入、高身長）なんて言ってましたが、
それも大分変わってきたような気がします。
結婚という一世一代のシビアな選択としてはこんなものか
なという気もしまうすが、相手の男性だって座しているわ
けではないですから、シビアという点ではお互いさまであ
ることを忘れますと、巷に結婚できない、しない男女が溢
れることになるでしょう。
さてそれにしても「身長の高い男性」という条件がどうも解
せない気がします。
女性に言わせれば「当り前じゃない」なのでしょうが、理
屈っぽい男性側にすればこんなわけのわからないことはない
でしょう。
「結婚する相手は身長・・cm以上じゃなければ」という根
拠とは何なのでしょう？確かに曖昧すぎる気がします。
まあ、”結婚の条件”のような類は所詮、現実と夢を、しょ
っぱいと甘いを、塩と砂糖をごちゃまぜにして団子に丸め
たようなもので、正体不明なのではありのですけどね。
参考までに、ある人類学者によりますと、女性が身長の高
い男性を好むのにはチャンと学問的根拠があるらしいのです。
人類は何百万年も生き抜いてきました。
私たちが学校で習い知ってるつもりの農耕社会や有史時代
はホンの小指先っぽ位なものでして、殆どが狩猟採集の歴
史だったらしいのです。
そんな狩猟採集の世界では高い木の上にある林檎に手が届
く長身の男性は生活力の象徴だった、、、ということ。
まさかそんなことが、という気もしないではないですけど、
結婚のみならず、人生というもの自体が、説明のつきにくい
不条理なもので溢れていますから、ひょっとするとそんなも
のかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　（続く）