熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

婚活中のあなたへ、 幸福の黄色いハンカチをもう一度

これから結婚しようと思っているあなたへ観ていただきた
いなと思う映画の名作はたくさんありますが、僕のイチオ
シはこれです。
”幸福の黄色いハンカチ”
幸福と黄色いハンカチ、この一見何の関係もない不思議な
取り合わせのタイトルって何なんだって思いますよね。
でも映画を見終えた後、あなたのまぶたの裏には、いつま
でも晴れ渡った青空の下に、空の青さに溶けるかのように、
そよ風に音もなくそよいでいる無数の黄色いハンカチの風
景が残るはずです。
監督はこの感動的なラストシーンのために、それまでの物
語のシーンの隅々から黄色い色を徹底的にシャットアウト
しました。
最後の最後になってやってくる、生きることへの賛歌とか
歓喜とか真実とか、、、
そんなもののシンボルとしての思いを込めて、黄色いハンカ
チをはためかせたのだと思います。
物語に出てくる二人の男女のために、
出演している役者さんたちのために、
大勢のスタッフのために、
監督自身のために、
そして、そして、、、
何よりもそれらを観ているあなた、、、
幸福な人生を夢見ているあなたのために、幸福とは何かを
問うために、、、。

ということで、まずはこの映画のあらすじを紹介しておき
ましょう。
「幸福の黄色いハンカチ」(1977度、山田洋次監督)
    ・・・・高倉健(勇作)、倍賞智恵子(光枝)
          武田鉄也(欽也)、桃井かおり(朱美) 
この映画は山田洋次監督(脚本)のというより、邦画の五
指にはいる傑作であり、高倉健の本格的な俳優としてのデ
ビュー作だろうと思います。あらすじとしては、
二人の若い男女と、刑務所帰りの中年にさしかかった男の
ロードムービーであり、気のきいたセリフの一つとてない、
一見何の変哲もない映画なのです。
でも、シネマにかかわらず、凡そ口数の多すぎる作品にも、
まあ、人間たちにも言えることなのですが、心を揺さぶる
ような感動ってないものですよね。
語らないこそ通じ合うものが、ひとのこころの奥底にあって
そこの琴線が共鳴しあうとき、忘れがたい感動がうまれる。
主人公の勇作(高倉健)が四年の刑期を終え網走刑務所を
出てくるところから物語は始まります。出迎える人とてない
一人ぼっちの出所です。
出所してまず入ったのは、街角の古びたラーメン屋さん。
そして一杯のラーメンと一本のビールを注文します。
目の前のテーブルに並べられた”ご馳走”を見つめる勇作の目
つきがなんとも言えません。
刑務所の臭い飯を食った覚えがない身としては、想像もつ
きませんが、おそらくこの瞬間を塀のなかで何度も夢見た
のでしょう。
彼にとって「自由」とは一杯のラーメンとビールだったの
でしょう。このワンシーンのために高倉健さんは二日間食を
絶ったというエピソードつきのようです。
普段はなんでもないことが至福の時に化けるというような、
とても素敵なカットでした。
東京の下町の印刷工場に勤める欽也は、またもや失恋しま
した。自暴自棄気味の彼は突然会社をやめ、真っ赤なファ
ミリアの新車を駆って、北海道への旅に出ます。
そんな旅の途中で図々しくハントして、心ならずも捕まっ
てしまったのが朱美です。そこに勇作が加わって三人の車の
旅が始まります。
さて、まだ若い勇作は喧嘩っ早い怖いもの知らずの青年でし
た。だが、三十代の声をきくころから、その日暮らしの無頼
な人生に嫌気がさすようになります。
一大決心した勇作は、九州の飯塚から遥々と北海道の夕張
に流れ着き、炭鉱夫として働きはじめます。
労働はつらく、孤独な日々の中、たったひとつの希望は、
馴染のスーパーのレジで働く光枝の清楚な姿でした。
不器用な愛情の表現しか知らない勇作でしたが、やがて、
そのひたむきさに光枝はほだされ彼の愛を受け入れるので
した。
やがて貧しいながらも幸せな家庭を築きます。それは孤児同
然で育った男にとって初めての温かい家庭でした。
「あの女に逢わなければ俺は(やけになって)とっくの昔に
ケツを割ってた」。
男にとって妻は女神のような存在だったのです。
しかし、その幸せも、妻がみごもっていた初めての子供を
不注意から流産してしまったことから暗転していきます。
やけになった勇作が繁華街で喧嘩になった相手を怒りに
まかせて殺してしまうのです。
やがて服役した刑務所に面会に来た妻に勇作は離婚届を突き
付けます。
それが図らずも人殺しとなってしまった勇作の悲しくも精一
杯の妻への愛情だったのでした。彼の妻はうつむいて涙を
流しながら言いました。
「あなたって勝手な人ね。最初から最後まで・・・・。」
それから四年の刑期の間(元)妻はとうとう音沙汰なしのま
までした。
そして、勇作はもう彼女は再婚して新しい幸せを掴んでいる
ものとばかり思っていました。
しかし、出所間際に未練がましいと思いつつ1通の手紙をか
っての妻宛てに送っていました。そこにはこう書いてありま
した。
「もし俺のことをまだ待っていてくれているのだったら、生ま
れるはずの子供のために立てていた、(鯉のぼり用の)ポー
ルに黄色いハンカチを提げてくれ。もしハンカチが見えなか
ったら、何も言わずに立ち去るから。」
                    (続く)

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