熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

七十歳のラブレター 💞

七十歳のラブレター
💞
七十歳のラブレターといえば、遺言書のことかいな、
なんてフザケたくなるが、あんなもん書きたくも書か
れたくもない。
遺言書ってのは死んで行く奴が書くもんというのは、
そうでなければならないという話ではない。
書きたいなら書けばいいということでしかない。
「忘れてもいいよ」でもいいし、
「忘れた方がいいよ」でもいいし、
人さまざまでいいと思う。
僕としては、残された人間たちが好き勝手に、
故人を偲んで書くものだと思っている。
書きたいようなネタがあればの話だが。
個人的には、幸いかな父や母について書きたいことは
僕には山ほどあり、現にブログ投稿の端々には、
見る人から見れば、その影響や感化がそこかしこに見
え隠れしているらしい。
形のあるものは何一つとしてなかったが、それでよか
った。もしあったら、ただの一行だって父母への思い
(逆遺言?ラブレター?)なんて書くきにならなったか
もしれない。不思議なもんだ。
``
僕は若い頃からラブレターについてはちょっとマニアっ
ぽかった。
なんせ、人様の分まで、中には英語の分まで書いたから
ねえ。一番の大作は便箋六十枚にも及んだ。
まるで下手くそな短編小説みたいだった。
もらった方はもらった方でさぞ大変だったろう。
こっちも完読してもらえるとは思っていないから別に構
わないけど。
案の定返事は、”ありがとう、ごめんなさい”の二行だけ、
内容的には一行分にも満たない。
だいたいラブレターというものはそんなもんだと思ってい
れば気は楽だ。恋愛という文脈をちゃんとたどって生きて
いないから、そんなもんを書きたくなる。
要するにそんな話なのだ。
``
さて妻とは曲がりなりにも四十年近く連れ添っているが、
四十年前の恋人婚約時代は、といえばそりゃ大変なも
のだった。ほぼ毎日机に向かったものだ。
毎日顔を合わせているのに何が楽しくて、と自分でも
少し思ってた。
でも不思議や不思議、(中には片腹痛いような)セリフが
産山の湧き水のように噴き出してくる。
文章というのはフツー不特定多数あてに書く、
だがラブレター(と離婚証書)はたった一人のために書く
文章の代表選手のようなもの。
だが、文章的表現の修練にこれほどうってつけのものは
ない。
だから妻の存在のお陰で大分腕を上げたと思っている。
``
四十年後の現在、つまり七十歳の老いぼれから、あの頃の
セリフを期待するのは無理な相談だ。
七十歳には七十歳なり、四十年には四十年なりの語り
がある。当たり前の話だ。
濃密すぎるくらいの文脈を一緒に生きてきたんだもの。
道の上にばらまかれたバラの花は、雨に濡れたり、
泥に汚れたりしたのもある。
あの頃の鳥たちは小枝の上で青い空を見上げていたが、
今は風の吹きすぎる空気の中を住処にしている。
親をなくし、子どもたちを育て、子どもたちに育てられ、
いま二人の孫が日に日に成長してゆくのを、
やさしさとうれしさとさびしさの間を揺れ動きながら見
つめ暮らしている。
誰をどれだけ?なんて聞きたいとしたら、それは愚問とい
うものだろう。
あの頃、妻を愛したように、あるいはそれとは全く異な
るように、子や孫を愛し、子や孫を愛するように、妻を
愛している。
そんな僕が、七十歳のラブレターを書くとしたら、
どんなことを書こうとするのだろう。
いや多分書かない。人生でもっとも大切なものは言葉に
しちまうと、きっとどこか、嘘っぽい、薄汚れたものに
なってしまう。
こういうことは墓場まで抱きしめていくのが一番だ。

 

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