むつみ会結婚相談スタッフの由美子です。
今日は私が二十歳代になったばかり、福岡市の福岡大学のすぐ近くにある両親のお家に暮らしていた頃の話です。
父が転勤族だったので、当時実家は、兄と二人で住んでいましたが、その兄も出張が多い人で、広い家に気楽で自由で、
優雅といえば優雅な一人暮らしを満喫?していました。
ある日の事、久しぶりに専門学校時代の少し年かさの友人に出会ったのです。積もる話が弾む中で、彼女が言いました。
「そうだ!よかったら、明日にでも私ん家に遊びに来ない?実はね、彼と一緒に暮らしてるの。正確にはカレ・プラ
ス・アルファなんだけどね・・フフ」
へえ〜あの彼女がねえ、なんてチョッとびっくり。
翌日早速、彼女のバイト先のパン屋さんの仕事が引けるのを待って、二人して電車に乗り込みました。
そして降りたのは福岡市の外れの二日市という小さな町でした。
学生で賑やかな実家辺りと比べると随分と風情が違います。
夕暮れの田園地帯というか、彼女に連れられていく道すがらには、ポツリポツリと人家の灯りが灯り始めたばかりです。
寂しげにというか、懐かしいようなというか、言ってみれば、チョッと異次元の世界にでも迷い込んだような・・・。
辿り着いたのは、戦災から免れたようなと言っては悪いのですが、古い木造の一軒家でした。玄関戸も素直には開いてく
れません。中に入ると二間通しの畳敷きで、本棚だけがやけに目に付きます。
そしてそこで出迎えてくれたのは(読書家だという)カレと、
それはもう賑やかすぎる”プラス・アルファ”でした。
やがて喫茶店に勤めてるというカレが淹れてくれた特製のアイスティーをご馳走になっている間、トントンと夕食の支度をする包丁の音が聞こえてきます。そこには紛れもない「家庭」がありました・・・私にはないものが。
お客様が余程嬉しかった小さい小さいプラス・アルファ君がはしゃいだり、おどけたりの中で、ご馳走とは言えないけど
心尽くしの夕食をいただいたのでした。
やがて夜も更け、お暇する私を家族三人が外までいつまでも見送ってくれました。
その帰りの道すがら、私のこころの中で奏でられた甘酸っぱい何かを噛み締めながら、なぜか遠い道のりを辿った。
その思い出が今もって、色あざやな一幅の絵のように蘇るのです。
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