男と女
*
料理はまな板という面の上から始まります。線の上ではだ
いたいが素材が乗っからないから、どうなるかというと、
ファストフードになります。家庭料理がなくなっていきま
す。味気ないもんだなと思うんですけどねえ。いかがでし
ょうか?
食べるものがファストフードなら、身につけるものはファス
トファッションだし、住まいの方はというと、、、、段ボール
ハウスなんてのも出てきました。じゃあ、老齢者はどうなる
かと言いますと・・・ファストに長生きしてね。
これらの諸々はどうやら男性のおつむりのせいのように思わ
れます。どういうことかと言いますと、右脳と左脳をつなぐ
脳梁が女性と比べますと大変に薄っぺらで、男性は特定のこ
とに没頭しますと他が見えなくなるという(動物的)習性が
あるのです。極端から極端に走る悪癖と言ってもいいでしょ
う。文明人とか野蛮人とか、敵とか味方とか、右翼とか左翼
とか、優等とか劣等とか云々の単純な二分法もどうやら男性
的なおつむりが発生源なのでしょう。
では、正義の反対は何でしょう?男性ならもちろん胸を張っ
て悪と答えます。ところが女流映画監督である佐々木芽生
(めぐみ)さんは映画の中でこう言っています。
「正義の反対は、、、もう一つの正義だ」
これがどうやら脳梁が分厚くて右脳と左脳が仲良しな女性の
感覚なのでしょう。五感が言わせた言葉なのでしょう。立体
感のある意見といってもいいでしょう。
”男は男らしく、女は女らしく”というと、女性蔑視だと言わ
れるかもしれませんが、それはきっと男が男に都合のいい意
味で使ってきたからです。そうですね、まあ、ちょっと順序
を入れ替えてみましょう。
”女は女らしく、男は男らしく”
それだけで随分ニュアンスが違ってきます。もともとおつむ
りの構造が違うわけですから、それに似合った存在になるの
が自然であるし、人間的でもあるのだと思います。
今の、いや、今までの世の中が不自然で非人間的で、それが
どんどんひどくなってきたのは私たちがみんな男の土俵の上
で踊らなければなかったからだと私は思っています。それで
女性が無理を重ねて生きなければならなかった。
人間の肉体に両手両足があるように、人間の心にも両手両足、
それに二つの目玉と耳があってやっと人間は人間たりうるの
だと思います。
人間は万物の霊長なんて言いますが、今ではお猿さんやゴリ
ラさんの方がずっと利口です。それはお猿さんやゴリラさん
の方が”女は女らしく、男は男らしく”をちゃんと実践してい
るからなのでしょう。
男は本当は男らしさではなく女らしさを(切に)求め、女は
男らしさを求めているのだと思います。つまり自分にないも
のを求めているのです。自分にあるものを求めてもそれだけ
の話です。そこからこの世ならぬロマンが生まれ、ロマンが
あれば人生が豊かになり、生きている意味も生まれます。
そういう摂理みたいなものから外れてしまったからこの世か
らロマンが失われたのだ思います。
では、ロマンとは、どういうことなのでしょう?
とかく大人という言葉で括られがちな男の脳みそというもん
は説明のつかない行動を本能」という一言で分かったつもり
になります。渡り鳥のあの奇跡的な旅路にしてそうです。
しかし、研究の甲斐あって驚くべき事実が解明されつつあり
ます。
「かっては本能と片付けられたが、経験や音、匂い、地磁気
や太陽の位置などをもとに高度な地図を使っていることが分
かってきた。・・・」
(鳥!脅威の知能・ブルーバックス)
さえずりは語彙の決まった言葉に比べると無限の表現力を
持っています。幼児の発音だって同じです。文化の根っこは
そんなところにひっそりと隠れているのかもしれません。
ヒトから本能の力が失われていくのは危険なことなのかも。
現に若い世代に生殖能力が失われつつあるとか言われてるし。
どっちを向いて生きていけばいいのか、あるいは死んでい
けばいいのか、そんなことさえ忘れはじめています。
僕はなぜか「ロマン」という極楽トンボな言葉が好きです。
そういう理由から好きになったのだと思います。
それは安っぽい感傷主義のことではなく、人の世のくだら
ないとこも含めた包括的可能性をさして「ロマン」という
からです。だからロマンがなくなった世の中からは未来の
姿が見えないのです。
むろん結婚というもの原点はそこにあり、結婚できない男女
性が増えれば増えるほど、結婚相談所や類似のものが、数ば
かり増える理由があるのでしょう。
熊本の結婚相談所むつみ会はささやかながらとはいえ、半
世紀以上もそういう世相を眺め続けてきましたからよくわか
ります。ずっと以前の若い人たちは(まあおよそ私たちの年
代ということになりますが)絵にでも出てきそうな瀟洒なお
家とお庭があって、なにもかも恵まれた結婚のニューライフ
にではなく、貧しいながらもお互いを労わりあう、六畳一間
のアパートからの結婚生活に憧れたものでした。
素敵な結婚生活と家庭と家族はそんな何もない二人だけの暮
らしから築き上げていくことに何ものにも変え難い喜びを覚
えていました。結婚から始まる人生のロマンとはそういうも
のだと信じていました。
でもだんだんと変わっていきました。与えられた幸せはとて
も壊れやすい。儚いものです。どうして儚いのかといえば、
最も大切なもの、つまりロマンが、男と女のロマンが欠落し
ているからなのでしょう。
それは結婚がつまらないのではなく、ロマンがないのがきっ
とつまらないのでしょう。
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