日本の結婚相談はどれくらい前からあったのでしょう。
21世紀に入るまでは婚活という言葉自体がありませんでし
た。
婚活という造語は、多分就職活動の略である就活からきた
のでしょう。非正規社員の数が増加してきて大学卒業の二
年くらい前から必死に就職先を見つけなければならなくな
った大変な時代の象徴が就活という造語でした。
まだ高度経済成長の余韻の中にあった私たち世代にはそん
なことは夢にも考えられないことでした。よほど高望みを
しない限り(正規の)就職の心配はなかったのです。
それに便乗する形で、そんな私たち世代に向けて終活など
というありがた迷惑な言葉まで生まれました。
この言葉なんぞは寿命が延び(すぎたた)世代へのちょっ
としたアイロニーのようにも思われる、というのは僻みの
一種でしょうかね。
まあいささか現実的な問題として世の中の老齢化が進み過
ぎていますから仕方がないことかもしれません。
婚活という造語にもそれらと相似した社会状況があるよう
に思われます。結婚したいなと思っても、そうおいそれと
はいかなくなった。またおいそれとはいかなくはない条件
的に恵まれた男女においては、結婚できるけどしないという
ケースも増えてきました。
そうやって、未婚者が増える一方の時代の要請が婚活とい
う造語になり、それにつられるようにビジネスの一種とし
ての結婚相談所が雨後の筍のように生まれてきたようです。
今は亡き父と母が初老に差し掛かって思い立ったむつみ会
結婚相談所は、私と妻が受け継いで二代で創設五十五年目
になります。そんなスタート時点と比べると状況はまる
っきり正反対です。
スタートして一番困ったことは結婚相談所と言ってもなか
なか意味が通じなかったことでした。結婚相談所をやって
いますと言っても、結婚相談所って何ですかという質問が返
ってくるので、説明するのに苦労しました。また説明しても
よく理解してもらえない。
結婚相談という新しい業種が社会的に認知されていないと
そういうことも起きるのですね。ですからスタートしてか
ら十年以上の間は、早く同業者が増えてくれないかというこ
とばかり考えていました。
ブライダル関連の会社とか、男性ばかりの、または女性ばか
りの職場とかに働きかけて、結婚相談のコーナーを設けて
いただいたりとか、目に見えない苦労が多かったような気
がします。
どんなものにでも草分けゆえの苦労というのはつきもので
すが、結婚相談という分野も例外ではなかったということ
ですね。
さてビジネスの一種としての結婚相談はその頃から始まっ
たわけですが、ビジネスとは無関係の結婚相談所らしきも
のは少なくとも日本では随分前からあったようです。
江戸時代には記録として残っていますが、多分それより随
分前からあったのではないでしょうか。
ヨーロッパなどにはそういう痕跡は一切ないようですが、
それはどうやら個人主義が生活のベースとなった地域では、
自分のことは自分でというのが当たり前で、他人の世話な
ど余計なお世話ということだったのでしょう。
そういう意味では結婚相談所というのは人間関係が濃密で
ウエットな日本人が生んだ独自の文化の一つなのかもしれ
ません。
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