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あの大谷翔平の「憧れの先輩」は、いばらの道を歩いていた
いまや日本中が知る、岩手県・花巻東高校。
言わずと知れた大谷翔平選手の母校ですが、彼がその学校を選んだ理由を知っていますか?
それは、菊池雄星という一人の先輩に憧れたからでした。
甲子園での圧巻の投球、その姿に心を打たれた大谷選手は、迷わず花巻東へ進みました。
やがて菊池選手はプロ入り。西武ライオンズからメジャーリーグへ。
しかしその道のりは、大谷選手のように順風満帆とはいきませんでした。
二軍と一軍を行き来し、マイナーでの冷遇にも耐えながら、ようやく活躍の場を掴んでいったのです。
出会いは、まだ“山のものとも海のものともつかない”時期だった
そんな苦しい時期、彼が出会ったのが、今の奥様・瑠美さん。
誰もが「やめておいた方がいい」と言いました。
「まだ不安定な立場の選手だし、これからどうなるかわからない」
そう周囲が忠告するのも無理はありません。
彼女は美しく、聡明で、英語も堪能。どんな縁談も夢ではなかったからです。
しかし、彼女は決断しました。
“この人となら、どんな未来でも歩んでいける”。
決め手は「テーブルマナー違反」だった?
忘れられないエピソードがあります。
ある日、二人はフランス料理のフルコースを食べに行きました。
洗練されたマナーが求められる場で、菊池選手は真っ先に「箱ティッシュをください」と言ったのです。
ふつうなら「ドン引き」してもおかしくない場面。
けれど瑠美さんは、そこで確信したといいます。
「この人は、飾らない。何があってもくじけない芯の強さがある」
未来の保証はなかったけれど、彼の人柄と本質を信じて――
瑠美さんは結婚を選びました。
一人力から「二人力」へ
その後、菊池選手は確実に実力をつけ、現在ではメジャー球団の先発として活躍中。
もちろん、持って生まれた素質もあります。
でも、それだけでは説明しきれないものがある――
それが、**夫婦の「信じ合う力」**ではないでしょうか。
夫を「選手」としてではなく、「人」として信じた妻。
その信頼に応えようと、一人だった力が、二人の力になった。
結婚とは、そういう奇跡を生むことがあります。
結婚って「そこそこ」でも、悪くない
熊本の結婚相談所「むつみ会」でも、似たような物語がたくさんあります。
結婚して「失敗した」と思う人もいれば、「意外と良かった」と思う人もいます。
正直に言えば、多くの方が「まあ、そこそこ」と感じながら、少しずつ相手の良さを知り直していくのです。
たとえ幻滅することがあっても、見直すこともある。
毎日顔を合わせていれば、飽きることもあるけれど、
そのうち「いて当たり前」の存在になる――
そんな関係こそ、本物の夫婦なのかもしれません。
「見飽きない関係」を育てる
結婚生活が長くなれば、恋人のようなドキドキは少なくなります。
でも、その代わりに手に入るものもあります。
安心、信頼、そして「この人と一緒なら大丈夫」という根拠のない確信。
菊池選手ご夫婦も、新婚の頃より今の方が“いい顔”をしているように見えるのは、その証かもしれません。
最後に
結婚とは、相手を完璧だと信じることではありません。
不確かな未来を、一緒に信じられるかどうか。
瑠美さんのように、思い切って飛び込んでみた先に、
人生を変えるパートナーが待っているかもしれません。
熊本で、あなたもそんな出会いを見つけませんか?