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「その」を取ると、見えてくるもの
“その日暮らし”という言葉には、どこか後ろめたさや不安定さがつきまといます。でも、ある女流作家はこの“その”を取り、「日暮らし」として小説の題名にしました。
物語の主人公は、ぎっくり腰が持病の馬面の中年同心。冴えない自称“ボンクラ役人”なのに、奥方はとびっきりの美人。甥っ子は13歳にして天才的な頭脳、しかも人形のように可愛らしい。周囲を見れば、まるで百科事典のような“おでこ”さんに、口癖が「うへえ」の中間役人まで。
本人がボンクラだからこそ、周囲が放っておけない。そんな世界が、不思議と心を和ませてくれます。
寝っ転がって人生を思う
ある日、主人公は歩けなくなり、ついに釣り台(病人用の寝台)で寝転がって仕事をする羽目に。でも、これがまた長年の夢だったというから驚きです。
「こりゃいい気分だ、癖になりそうだな。寝っ転がって、青空を仰いで、どこへでもブラブラと運んでいってもらえるのだから。」
それが“日暮らし”の境地なのかもしれません。派手さはないけれど、今日一日を心地よく過ごすこと。それができれば、人生も悪くない。
ぶっ壊して、また積み上げる
人は時に、自分が積み上げたものをぶち壊したくなります。せっかく作ったものをなぜか壊し、そしてまた元に戻そうとジタバタする——人生なんて案外そんな繰り返し。
でも、そんな不器用な人生にも、それなりの意味があるのだと、このボンクラ同心は教えてくれます。
七歳と七十四歳、どちらも“日暮らし”
365日を74回繰り返した老人も、365日を7回や9回繰り返した子どもも、“日暮らし”の視点で見れば、あまり違いはないのかもしれません。
それは怠け者の屁理屈と笑う人もいるでしょうが、目の前の今日を大切にするという意味では、なかなか味わい深い考え方でもあります。
結婚生活と“日暮らし”の相性
結婚生活にも、この“日暮らし”の考え方は大いに通じます。
先々のことを考えすぎると、しんどくなります。人生は方程式のようにいかないからこそ、多少の計算違いも許せる余裕が大切。
結婚相談でも同じこと。百点満点を目指すより、70点〜80点で「まあ、いいか」と思える柔らかさが必要です。
昭和の“その日暮らし”と今の結婚相談
私たちが子どもの頃、いわゆる“その日暮らし”の新婚さんは珍しくありませんでした。明日より今日。食べられればいい。生きていればいい。その日その日を大切にしている夫婦が、町にはたくさんいたのです。
そんな時代なら、結婚相談所なんて必要なかったかもしれません。でも今は違います。
今日の積み重ねが、未来になる
今日があれば、明日が来る。明日が来れば、来年がある。そして十年後も自然にやってくる。
それが“日暮らし”ということ。今日を大切に思うことは、自分を大切にすること。相手を大切にすること。
結婚相談所むつみ会は、そんな“日暮らし”の精神で半世紀以上続いてきました。焦らず、騒がず、一日一日を丁寧に生きる。
それが、幸せな結婚の第一歩ではないでしょうか。
結びに
今日を大切にできる人は、明日も大切にできます。
熊本の結婚相談所むつみ会は、そんな価値観を共有する人たちの出会いを、これからも支え続けていきます。
“その日暮らし”じゃなく、“日暮らし”。
そんな日々の積み重ねが、豊かな人生と結婚を作っていきます。
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