人間関係の本質とは
人間の「人となり」を単純に規則的に、例えば四角形や八角形のように秩序正しく構築することは不可能ですし、それどころか逆に不自然に感じるのではないでしょうか。私たちは、凹凸や起伏、明暗、濃淡、そして非定形な部分が調和する自然な美しさに引き寄せられます。このランダムさこそが、人間同士、特に男女の間に引かれる理由だと考えています。
恋愛や結婚、夫婦関係は、まるでパズルのようなもので、互いに欠けている部分を補い合うことによって成り立つものです。
テクノロジーが歪める「普通の世界」
ところが、今ではスマートフォンが私たちの暮らしに密着しすぎて、そんな「普通の世界」が歪んでしまったように感じます。ファストフードやファストファッションに続き、現在では「ファスト教養」という言葉が登場しました。これは、短期間で教養を身につけようとする流れを指しますが、知識と教養は決して同じではありません。
教養とは、ただの知識ではなく、さまざまな知識を通じて養われた人格の一部です。もし、物知りになることに誇りを持ち、他人と比較して優越感を抱くのであれば、それは真の教養ではないと言えるでしょう。手っ取り早く知識を得ることができる時代になったとはいえ、教養を育むためにはもっと時間と努力が必要です。
SNSと「ファスト教養」の関係
SNSの普及が「ファスト教養」を生む原因になっていると思われます。情報が簡単に手に入り、非常に便利な世の中になった一方で、この便利さが人間関係や自己形成に与える影響は無視できません。
現代の若い人々は、スマートフォンを使って瞬時に情報を得ることができます。例えば、何かの企画を立て、必要な資料を収集する際、今では一瞬で調べ物ができるようになりました。しかし、数十年前には、図書館で何日もかけて調査したり、専門家に直接会って情報を求めることが常でした。
確かに、文明の利器によって多くのことが効率化され、便利になった反面、その便利さが人間を「データ」として扱う傾向を助長していることも事実です。
結婚におけるデータ化と人間らしさ
結婚相手を選ぶという行為において、データ化された情報だけを頼りにしてしまうことが増えているのを実感します。結婚相談所の現場で痛感するのは、結婚が単なるステータスやデータの交換になりがちだという点です。婚活においても、機械的な判断基準が強まり、相手の人間性や感情が後回しにされることがあります。
結婚相手の選び方において、人間的な要素が失われてしまうと、最終的には結婚が長続きすることはありません。自分の都合だけで選んだ相手と結婚しても、結婚生活が続くとは限らないのです。
現代社会における結婚の課題
「自分さえ良ければ」という考えが広がると、金持ちは結婚する必要がなく、貧乏人は結婚できないという状況が現れるかもしれません。非正規労働者が結婚を諦め、社会の中間層が消失していくことで、結婚できない人々がますます増えていきます。
その結果、結婚相談所は増えるかもしれませんが、結婚そのものが成立しにくくなり、結婚したとしても離婚率は増加し、社会の安定が揺らいでいく可能性があります。
結婚における真の重要性
私たちが結婚を考える際、最も重要なのは、結婚を「データ」で測るのではなく、相手との深い絆や理解を大切にすることです。結婚はステータスや一時的な便利さではなく、長期的な信頼と愛に基づくものです。
このような価値観が根付かない限り、結婚という制度が形骸化し、社会における絆も希薄になってしまうでしょう。結婚相手を選ぶ際に「人間らしさ」を最も重要視することこそが、真の結婚のあり方だと考えます。
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