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高額入会金でも女性が殺到したワケ
かつて結婚相談の世界では、入会希望者はほぼ全員が女性でした。
しかもその運営スタイルは、女性からだけ高額(数十万円)の入会金を徴収するというものでした。にもかかわらず、女性の申し込みは後を絶ちませんでした。
正直に言って、相談員として「浅ましいな」と思わざるを得ませんでした。
「この国の将来、大丈夫なのか?」とさえ感じたものです。
結婚は、人生の中でも最も重要な節目の一つ。にもかかわらず、
そこに「打算」や「計算」が透けて見える瞬間に、深い違和感を覚えたのです。
貧しかった日本と、そこにあった純粋な結婚のカタチ
私たち団塊の世代が子どもの頃、日本はまだ本当に貧しい国でした。
三度の食事ができるだけで「恵まれている」とされ、
井戸水を汲み上げて炊事洗濯をしていた家庭も少なくありません。
そんな時代、若いカップルの結婚生活はまさに「鍋と釜」からのスタート。
共同便所・炊事場つきの四畳半一間で、夢と愛だけを頼りに新生活を始める夫婦たちがいました。
今思えば、モノはなくとも、幸せに満ちていた新婚生活がそこにありました。
経済成長とともに変化した結婚観と家族のカタチ
しかし時代は変わります。
高度経済成長の波がすべてを一変させました。
地方の農家や職人が安定していた時代は過ぎ去り、
多くの若者が都会へと向かい、ホワイトカラーを目指しました。
サラリーマンが増え、プチブル(プチ・ブルジョワ)と呼ばれる中間層が一戸建てを郊外に建てる一方、
経済的に厳しい家庭は団地に住み、都市の片隅でひっそりと家庭を営むようになります。
つまり、核家族化が一気に進行したのです。
兄弟姉妹も親元を離れ、互いに独立して生活を営む。まるで社会全体が核分裂を起こしたかのようでした。
「結婚相談所」という仕組みの中で見えてきた社会構造
私たちのような結婚相談所の現場にも、この社会の変化は大きな影響を及ぼしました。
それまでは、地方の農業後継者や職人など、地域に根ざした男性が結婚対象とされていましたが、
都市化と学歴社会、そして所得格差の進行により、婚活市場に「偏り」が生まれたのです。
農業男子と4Hクラブ――出会いの場を求めて
皆さんは「4Hクラブ」という言葉をご存知でしょうか?
かつて存在した、農業後継者クラブのことです。
私たちが「むつみ会結婚相談所」をスタートした当初、この4Hクラブの青年たちも数多く入会されました。
しかし、問題は明白でした。
対象となる独身女性が極端に少ないのです。
「農家の嫁になりたい」と思う女性は、当時すでに珍しい存在となっていたのです。
日本初!? 婚活パーティーの原点はここから
だからこそ、私たちは考えました。
農業男子と女性たちが、条件ではなく「人となり」で出会える場を作れないか?
そこから生まれたのが、婚活パーティーです。
今では当たり前になったこの形式、実は私たち結婚相談所が草の根で始めたのが最初でした。
さらに、婚活ピクニック、婚活農業体験、婚活座談会なども次々と企画。
とにかく、「人と人が自然に出会える場づくり」に全力を注ぎました。
見えない苦労もある、それでも出会いを信じて
もちろん、苦労もありました。
やりすぎると今度は女性が集まらなくなるというジレンマ。
しかし私たちは信じていました。
スペックではなく、“人柄”という本質で出会ってほしいと。
結婚相談所として今、伝えたいこと
現代の婚活は、スペック重視が加速し、AIマッチングが主流になっています。
でも、人と人が結ばれる本質は今も昔も変わりません。
結婚相談所の現場には、**時代に埋もれてしまった本当の「出会いの価値」**が眠っています。
昔の話の中に、今を生きる私たちが忘れてはいけない“ヒント”があるのです。
あなたの人生に「出会い」という光を
むつみ会結婚相談所は、昭和・平成・令和と三つの時代を超えて、結婚のお世話を続けてきました。
条件ではなく、心を通わせる「本当の出会い」をお望みの方へ。
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