少子化傾向が女性が少ない子どもを選択するようになっ
たことに原因がある。
そしてそれは女性の高学歴化や社会的な自立の影響であ
るとすれば?
当然ながら結婚をめぐる文化の土壌も今までとは違った
ものになってくるでしょう。
自分にふさわしいパートナーの選び方が様変わりする。
そういう事情から、仲々良縁に恵まれない人がいます。
男性のみならず女性もですし、ハイスペックの人もそう
でない人もです。
誰にも後ろ指さされない優秀な人間だから大丈夫だと
思っている人がいるとしたら、それもどうも違うような
気がします。
そういう人はそういう人で自分で自分の首を絞めてるの
ではないかと思うことがよくあります。
でもその一方で時代の変化も何のそのとばかりに、スン
ナリと素敵なパートナーに出会う人もいらっしゃいます。
その違いとは何であるのかが、結婚難と言われる時代で
あるからこそ際立ってくるような気がします。
`
それは結婚という問題のみならず、大きな人生の岐路に
直面した時の心得みたいなものかなと思います。
学校のテスト用紙には正解がありますが、人生のテスト
用紙にはそんなものはありません。
ある著名な作家の作品が大学の入学試験の問題になりま
した。で、その作家が面白半分で問題を解いて採点した
ところ40点しか取れなかったという嘘のような本当の
話がありますが、そんなものかもしれません。
人生なんていうのは正直なところ”デタラメ”です。丁半
博打と同じで、どんな目がでるかはサイコロを転がして
みなけりゃ分からない。計算通りの目がでるのは、はっ
きりいわせて貰えば、”イカサマ”です。
どうも多くの人がそんな”イカサマ”に引っかかっている。
しまった!と思っても後の祭り。そして、俺はツイテナ
イと嘆くのです。
”デタラメ”とか”イカサマ”と言って悪けりゃ”乱数”みたい
なもんです。”乱数”とは、不規則性、無作為性、偏りのな
いことといったような意味です。
円周率(3.141592・・・)も乱数で、この乱数なしには綺
麗な円は描けません。
ついでに言えば、、、マイナスとマイナスを掛けたら何に
なるでしょうか?正解はプラスですね。
`
だから、正解は決断したその時には存在しないのだと思
います。
正解はその後のあなた自身が作っていく。その結婚が正
しかったかどうかはあなたとあなたの伴侶となった人と
二人が作った家族たちが作っていくのであることを忘れ
てはならないと思います。
結婚という人生の一大事を、入学テストの答案のように
頭だけで考えるから、結婚できない人が現れる一方で、
一方で、離婚が急増し、家庭が崩壊してしまうケースが
増えるのではないかと思います。
どんなサイコロの目が出ても挫けない、それが人生なん
だと良い意味で開き直る、そして自分と自分のかけがえ
のないパートナーを信じることが大事だと思います。
そういう次第で、なぜ結婚できないかでなく、なぜ結婚
できるかという視点から、以下このテーマにアプローチ
していってみようと思います。
`
結婚できる理由(わけ)その1
❤️
結婚する前に必要以上に失敗を恐れるのではなく、自分
の決断に責任を持って生きることを考える。
何事もシナリオ通りに進むとは限りません。それどころ
か誤算だらけというのが普通です。
新しい家は設計図通りに建ちますが、その家に住む生身の
家族はそうはいきません。
思いがけないことに遭遇した時に、あっけなく崩壊するか、
それとも柔軟に対応してプラスの力に変えていくか?
後の方の可能性を持った人は、必ず素敵なお相手との巡り
合いがやってくるものだと確信を持って言えます。
`
結婚できる理由(わけ)その2
❤︎
結婚相手を選ぶに際して人の意見を聞くことも場合によっ
ては大事でしょうが、最終的にはあなた自身の決断です。
世間体とか周りの評価とかを気にしすぎるのも禁物でしょ
う。
人生の一大事の決断に際しては、他人は他人、自分は自分
でいいと思います。他人はうまくいっても、うまくいかな
くても「ほら、私の言ったとおりでしょう」というだけな
のがフツーです。
もし人のアドバイスを聞くのだとしたら、壁にぶちあった
時に親身になって相談に乗ってくれる人を選ぶべきです。
でもなかなかそういう人はいませんね。
`
結婚できる理由(わけ)その3
❤︎
では、結婚に際して自分の決断に責任を持ち、周囲の雑音
でブレないためには何が必要でしょうか?
それは日頃から自分としっかり向き合っているかどうかだ
と思います。そして自分を信頼できるようになっているか
どうか。
そういったものはとかく頭だけで、計算づくだけでやると
いいかといえば、そうでもありません。人生の決断は、先
にも申したが、学校のテストのように正解というものがある
とは限りません。だから、とかく優柔不断になったり、か
えって思わぬ墓穴を掘ったりすることが多いような気がしま
す。
頭だけでなく、心と体で感じることが大切だと思います。
そしてあなたにできることとできないことを区別した上で
できることに最善を尽くせばいいのではないかと思います。
そんな心がけさえあれば、たとえ何があろうと道は開ける
のではないでしょうか。
`
結婚できる理由(わけ)その4
❤︎
初婚の人より再婚の人の方が成功する確率が高いのは、今
まで述べてきたようなことに原因があるような気がします。
経験値があるかないかの差ということでしょうか。
何度も同じ失敗を繰り返す人もいるにいますが、(一概に
は言えないとしても)そういう人は、失敗をただ悔いるだ
けで、活かしきれていない。
意地を張りすぎて、今までの自分のあり方を手放す勇気を
持てない人であるかなと感じます。
人に対する愛情と心の豊かさを持っている人は、失敗から
も多くの糧を得ることができる人です。
そういう人は結婚の失敗の原因を、相手にとか、その他の
いろんな事情に責任転嫁をしません。
自分にも悪いところがあったと謙虚に振り返ることができ
ます。
そうやって人というものは、一つ一つ正解を見つけていく
ものであるような気がします。
`
`
結婚するのは仕事より難しいという人たちがいます。
少子化や経済雇用情勢の悪化(非正規の増加とか)
など、時代のせいというのも確かにあります。
時代のせいのところは時代が解決するしかないのでしょう。
でも時代が変わったら結婚難という問題は解決するのか
といえばそうでもないと思います。
故樹木希林さんは常々、結婚なんて考えたらできないよ
と言っていました。
それは結婚だけじゃなく、仕事だって何だってそうなんだ
と思います。
”難しく考えればきりがない”し、
”考え出したらきりがない”なんだと思います。
独身を通して後悔しないならそれはそれでいいのでしょ
うが、大抵は50歳、60歳になるにつれシマッタと思うよ
うです。
他方では結婚したばかりに辛い目にあった人もあります。
しても後悔、しなくても後悔するのなら、どっちを選ぶか?
それはもう第三の私ごときが口出しすることではないで
しょう。
でも私が当事者であるとするなら、何が何でもしても後悔
の方を選ぶと思います。
人生は何と言っても一度こっきりですからね。
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