今、結婚しない人とか、したいけど出会いがない、
そんな人が増えてきています。
それで、ご両親の方がヤキモキして、相談にいらっ
しゃったりとか、そんなケースが増えてきています。
「どうしたら、子どもたちが結婚を本気に考えてく
れるんでしょう?その気があるのはあるみたいなん
ですけど、いまひとつ前向きじゃないんですね」。
そんな風なお相談、、、プレ結婚相談とでもいったら
いいのでしょうか。
いえ、そりゃご両親のお気持ちは分かりすぎるほど分
かるんですけど、こればかりは、、、
何と言ってもご本人がその気にならないとですねえ。
本人の立場になってみますと、
「自由に生きたい。束縛されたくない。」
そんな気持ちがあるのでしょうけれど、その一方では
「でもこのまま歳ばかりとっていってもいいのかなあ?」
、、、なんて、あちらを立てればこちらが立たず。
とかく世はままならないものですねえ。
`
そんな折も折、一人の女性がむつみ会のドアをノック
されました。結婚相談所というとどうも敷居が高くて、
随分迷った末に意を決して、来訪されたとかいう話で
した。
「どんな方がご希望でしょう?」
ちょっと単刀直入にお訊きしてみますと、こういう返
事が返ってきました。
「私は身体があまり丈夫でなく、フルタイムの仕事が
無理なんです。それでパートタイムのお仕事をしながら、
母と二人暮らしをしています」。
「父は幼い頃に亡くなり、祖父が父親代わりでした。」
「そんな私でも、、、という方もいらっしゃるでしょう
か?」
「最近、老夫婦がお互いを労わりながら、お買い物をし
たり、散歩をしてる姿を見て、いいなあ、私もあんな風
になりたいなあ、なんて無性に思いはじめたんです」。
`
その時、今一緒に、今時では貴重らしい三世代で暮らし
てる息子が云ったことを思い出しました。
「若い時に夫婦が仲が良いのは珍しいことではないけど、
歳をとって仲がいいのは素敵だなあ」。
人生は、いうまでもなくいいことばかりではありません。
夫婦や家族の絆は、苦しい時にお互いを支えあうことで
築かれるもの。
だからこそ、楽しいことも心からみんなで分かち合える
ものだと思います。
その女性は二年半後とっても優しい男性に巡り合って、
素敵な家庭を築かれました。
今も私どもと親しくさせていただいております。
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