婚活の二十一世紀的方程式
①沸点
*
結婚と言えばまずその前に恋愛がくる。
恋愛というものをどういう風に考えているかは知ら
ないが、愛のない結婚なんて不純だ、
という思い込みも強い。
たしかにそうだが、ただの異性の友だちが、
恋に発展するにはある程度のテンションの高さが不
可欠なのだ。
ぼくは「沸点の哲学」と名付けているが、
人生には必ず思い切りが必要な状況がやってくる。
今の若い人たちはその思い切り自体を避けて通るよ
うに、どうも周りの大人たち、
現代の石頭のノンロマンチストによって飼いならされ
ているようにぼくには見える。
`
99℃(液体)まではいっても、最後の1℃の線の直
前で膝がガクガクして脚がピタリと止まる。
だが100度の沸点に達して初めて、ただの物理的日
常の連鎖が切れる。つまり液体が気体に変わるという
大きな化学変化がおきる。
その最後の摂氏一度が決心であり、つまりいい事も悪
い事もそこからはじまる、
いわゆる物語の幕が開かれるのである。
`
結婚なんかしなかったら、このまま平安な暮らしの中
で惰性で生きて行ける、
なんて煩わしさを避けて通りたい気持ちがあれば、
結婚なんかしないならしないでもいい。
親が周りがいかにかしましかろうと知ったこっちゃない。
そんな義務どころか、抑止力もないし,半人前と侮ら
れる事もないんだから、悩む事はない。
すべてはあなたの気持ち次第という事で正解としとこう。
ただね、楽しい事は飽きるけど、苦しい事は飽きないし、
残念ながら何年経っても馴れもしない、但しずっとは続
かない。
苦労したオジンやオバンは大抵言うよ、
それなりにいい人生だったって。
- ホーム
- 熊本の結婚相談所むつみ会|ブログ一覧
- 婚活コラム
- 婚活の二十一世紀的方程式 ①沸点
この記事へのコメントはありません。