「母親と胎児との関係は、いわば人間の絶対的な
認識と感性の起源となる重要な時期である」
(吉本隆明)
三歳児教育というが、人間の絶対的なキャパシテイ
は胎児の間に決まる。
それも驚くなかれ受胎後一、二ヶ月からすでに心の
萌芽がみられる。
羊水という古代海水中で胎児はえら呼吸をしている
がこの時点では植物性の心が生まれている。
(植物はヒト以上の感覚器官を備え、思考も可)
受胎五十八日頃から胎児はエラ呼吸から上陸して、
両生類になり、ここにおいて深層心理=無意識の世界
の核が形成される。
ここから感覚を通じた母親と胎児の感覚によるコミュ
ニケーションが濃密に行われる。
母親の喜怒哀楽が胎児にストレートに転写される。
要するに母子一体なのである。
あなたがそのまま我が子、主客の関係はそこでは成り
立たない。
オトナの世界では意思疎通が言葉に依存しているから
ゴマカシが日常的になるが、そこは言葉以前の世界で
ある。
最後につけくわえれば、遺伝はまったく関係ない。
だが懐胎時の母親の精神的環境はもろに影響する。
下手くそな躾けより、慈雨のごとき母性愛を捧げるこ
とをゆめゆめ忘れてはならない。
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