熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

幸福な結婚について

”十年後におめでとうというよ”
ある高名な作家が知人の子息の結婚披露宴に主賓として
招かれた。
宴は進み、やがて作家のスピーチの番がやってきた。
彼はやおらマイクの前に立つと新郎新婦の方を見て一言
”十年たって幸せだったら、その時おめでとうと言わせて
もらよ”。
さすがに大作家、言うことが違うと、出席者全員が感心す
ることしきりであったそうだが、それは「高名なる作家」だ
から許される特権的発言でしょう。
一歩間違えば折角のめでたい席に水を差す非礼な一言にな
りかねない。
でも「高名な作家」にスピーチを頼む以上、それくらいは
覚悟の上なのでしょう。
``
”悲しみを表すのに悲しい顔しちゃいけない”
小津安二郎監督が、デビューしたての若かりし女優
岩下志麻にそう言って聞かせたそうです。
「志麻ちゃん、悲しみを表すのに、悲しい顔しちゃいけ
ないよ。人間の喜怒哀楽なんてそんな簡単なものじゃな
いんだ。」
全くもってその通り。
だから幸福なんて言葉もそう無神経に扱っちゃいけない。
人の世の喜怒哀楽のように、今日幸福であっても、明日は
どうなるかわからない。
それは砂上の楼閣のようなものかも。
学資も当然のように親が出し、豪華な結婚披露宴も親持ち
の温室の花が何事もなく育っていくものならいいが、
そんなこと誰にも分からない。親にも、妻や夫にも、
本人にだって・・・。
``
幸福というテーマはハンパじゃない。
恋愛の駆け引きのテクくらいはひょっとすればモノにでき
るかもしれない。しかし、人間の幸福というテーマに対し
ては手も足も出ない。
テキストくらいで教えることはできない。人間の心のひだの
微妙なあやは数学でも計算できない。
ブータン国王が来日された影響で、政府が二、三年計画で
国民の幸福量という政治指標を策定したらしい。熊本の蒲
島知事も熊本の幸福量を最大化するために貢献したいと述
べている。
そんなの言葉の遊びとしか思えません。
``
幸福量が数値化できる?
政府の構想ではナンでも100くらいの項目に分けて統計を
とり、GDPと同じように幸福量を数値化していくのだという。
ウワッ!!
そもそも、数値にできるものとできないもの、なじむもの
となじまないものとがあるだろう。
経済現象さえ本当は数値化できないという経済学者さえいる
ほどだ。偏差値教育にどっぷりつかった官僚たちの思いつき
でなかったらよいが・・。
国家目標としてGNP(国民総生産)でなくGNH(国民総幸
福量)を掲げるブータンでは、端的に子供たちの笑顔が眩
しい社会をめざすといっている。それで十分言い尽くされ
ているような気がしますけど。

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