"アリガト"は言わない | 熊本の結婚相談所むつみ会

熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

2023.08.17
愛のコラム

”アリガト”は言わない

拭き掃除といえば”さん（隅っこ）”。
さんの掃除なくして掃除なし。
なぜってゴミ、ホコリは隅に集まりますから。
世の中ってのもそうですか。
隅っこに目がいかない政治や経済ってのは落第。
隅っこを掃除たって、排除すればいいって話じゃない。
家全体がゴミ、ホコリだらけだと、それは何よりも
さんのゴミ、ホコリだらけとなります。
さんのゴミ、ホコリはそのまま家の状態を表している
と思っていいでしょうね。
隅々に注意が行き届いてる家ってのはすぐわかります。
隅々に気持ちが行き届いてる人間が奥ゆかしい
みたいなもんですか。
大事な物事をしっかり押さえてる人ってのは、隅々
にまで気を配ります。
あの大谷翔平選手もそうらしい。母校である花巻東
高校時代に、監督さんからやかましく言われたらしい。
ゴミ拾いはもちろん、トイレを使用した後は蓋をちゃ
んと閉めるとかなんとか。
大谷選手はもちろん菊池雄星投手もメジャーリーグで
大活躍している秘訣はひょっとするとそんなところにも
あるのかも。
幹事長時代の田中角栄は、守衛や掃除のおばさんに
まで気を配りました。
そんな人間が大臣とか社長とかにならなきゃウソだね。
、、、拭き掃除の達人。
”アリガト”ってのは言わないよりはマシじゃあるけど、
困ってるやつは助けるのが当たり前の国じゃ
”アリガト”という言葉がないらしい、必要ないからです。
村に親がいない子がいたら当たり前に育てる。
その子が大きくなって村から出てって、音沙汰なしに
なっても気にしない。
そしてその子も多分同じことをする。
早く”アリガト”のない世の中になればいいなあ。
熊本の結婚相談所も”アリガト”から始まって”アリガト”
がいらなくなるような、そんなカップルとか家族がいっ
ぱい巣立つようになればいいなあ。
そりゃ人生には思いもかけないことがたくさん起きるで
しょう。でも”アリガト”が当たり前になると、きっと
どんなことでも力を合わせて乗り越えていけます。
熊本の結婚相談所から新しい人生を踏み出した人たちも
多分絵に描いたような幸せな人生を送れるとは決まってい
ないでしょう。調子がいい時にチヤホヤすることは誰にも
できます。でもホントに大切なのは調子が悪い時だと思い
ます。仕事のこととか、健康のこととか、お金のこととか、
子どものこととか、結婚して家庭を持つっていうのはそう
いうことだと思います。
自分だけ良ければそれで済むという話じゃなくなります。そ
んな時に愚痴っぽくなるんじゃなくて、むしろいい家族関
係をつくる絶好のチャンスだと考えればどうでしょうか。
そうすれば何かことあるごとに屋台骨がおかしくなるのじ
ゃなくて、万全になっていくような気がします。
”アリガト”が口先だけの”アリガト”じゃなくて、ホントに
心のこもった”アリガト”になるのでしょう。
そういうご年配のご夫婦にたまにお目にかかるととても清々
しい気持ちになるのは私たちだけではないと思います。
”アリガト”は言わない、、といっても最初から言わない場合
はカップルの関係満足度は28％とか。この28％は下がるとは
あっても上がることはないでしょう。
その反対に”アリガト”を言い合うカップルの関係満足度はどん
どん上がっていくでしょう。その差はとても大きなものにな
ると思います。しかもその良い影響は周囲にも波及していく
でしょう。
ドラマでも家族を題材にした名作がたくさんあります。
私たち夫婦が好きなのは「東京タワー、オカンとボクと、
時々、オトン」です。それから「男はつらいよ」とか、
「黄色いハンカチ」なんかも。
切ない家族の物語では、、、、
チャップリンの「街の灯」。目が見えるようになった花売り
娘が”あなただったんですね”といった時の、チャップリンの
笑顔が画面いっぱいに映し出されるラストシーン。
最後に上げたいのはフェリーニの「道」、切ないジェルソミー
ナの物語。
♫ジェルソミーナの歩き続けた涙とそよ風の道を、私も今
歩き始める、両手を広げて♫