熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

こころをばなににたとえん

こころをばなににたとえん
  こころはあぢさゐのはな
    ももいろに咲く日はあれど
      うすむらさきの思い出ばかりはせんなくて
                               、、、 萩原朔太郎  

もう二十年前の事である。
運動公園の傍の東熊本第2病院に入院していた母を見舞っ
た帰途であった。何気なくかけていたカーラジオから、女
性の歌声が聞こえてきた。伸びのあるきれいな声だった。
  「忘れる事は、重荷を降ろすことなのね・・♪♪」
胸奥がちくりと痛んで、どこかストンと落ちた。
”そうか、そうだったんだ。”
ちょうど今の季節の頃である。
車が青葉並木の陰に入り、薄暗くなったフロントガラスに映
った僕の顔が歪んだ。
涙でかすんだ青空と白い雲が、走る車の後ろへ飛んでいった。
そのさらに数年前、自宅療養していた母には、専用のリクラ
イニングシートがリビングキッチンにあり、昼間はいつもそ
こに座っていた。
そこを通るとき家族が皆声をかけるのが習慣になっていた。
偶々家族が留守のある日、母はトイレに行ってそこで誤って
転んだ。股関節骨折だった。
歩けない体になった。介護度5。そして、、、
やむなく入院・・・リビングキッチンのリクライニングシー
トにいつもいつもいたはずの姿が消えた。
習慣で皆声をかけようとして気づく。
”あっそうだ!お婆ちゃんは病院なんだ。”
やがて、おばあちゃんのいない暮らしに皆が慣れていった。
病院で寝たきりになるとリハビリの甲斐もなく見る見る衰え
ていった。
筋肉や体が関節が硬くなり寝返りもできなくなった。
食べ物も流動食になり、人の手を借りないと食べられないよ
うになった。
頭も混濁がひどくなり昔と今をいったりきたり、時間の観念
がなくなった。
そうやって秋が来て、冬が過ぎ、又春や夏が来た。
めぐる季節はそうやってただ静かにみつめているだけだった。
人間とは絶対的な孤独であって、であるからこそ、そこに愛
が成立する。それを谷川俊太郎は”孤独の万有引力”と謳った。
ならば、愛という赤い糸が断ち切られたとき、万有引力も消
滅し、人は孤独に帰る。糸の切れたふうせんのようなもんだ。
あるのは追憶だけ・・・アルバムの笑顔が切ない。
絆が深ければ深いほど、喪失感も膨張してゆく。
せんないことである。家族の、老夫婦の思いやりは孤独と
骨がらみである。
支えあって生きているから、一方がたおれると他方の気苦
労は並大抵ではない。
そして、気苦労をしていた側が先に逝ってしまうというのは
よく聞く話である。
それが人と人との間の愛情であり絆であるとしても、それな
くしては人は生きていけないし、生きている甲斐もない。
イタリアの歴史家グィッチャルディーニは、
「私的な利益こそ、すべての人間を導く主である」
といったが、そういう考え方が主流となる時代の中で人々の
心は貧しくなり、縮んでいった。
お互いの温かい愛情がなくなり、皆が皆深い孤独の中で生き
ている。
でもそういう時代がいつまでも続くとは考えられない。なぜ
なら愛情とは万有引力のようなものであるから。
そして僕やあなたのこころのなかに愛情が蘇れば、それは
大きな大きなイメージの世界を広げ、豊かで、あたたかい
人間的な世の中をつくってゆくのだと思う。

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