月曜日の朝は、死にたくなる。
火曜日の朝は、何も考えたくない。
水曜日の朝は、一番しんどい。
木曜日の朝は、少し楽になる。
金曜日の朝は、少し嬉しい。
土曜日の朝は、一番幸せ。
日曜日の朝は、少し幸せ。でも、明日を思うと一転、憂鬱。
以下毎日その繰り返し。
、、、、、、
もしもです、あなたの暮らしがそんなふうだったとしたら、
どうなのでしょう?
毎週々々、死にたくなるような月曜日がやってくるなんて
、、、来る月、来る年、定年まで何十年?
でも、みんなやっていることだし、まわりの人たちも差し
当り安心してくれるし、なんてことで、自分にいいきかせ
てる。「諦観」なんて、スゲエ言葉もあるし。
でもそんな「諦観」の延長で、結婚も考えてしまうという
のはいかにも寂しいですねえ。
新婚時代はバラ色かもしれないけど、どうもじき綺麗なバ
ラの花も見る影もなく萎れてしまうかも。
そんな結婚のお世話なら気が乗らないな、と正直思います。
僕たちだって、もちろん皆様だって人間ですから、人間ら
しい生き方をしたいと願っています、心の底から。
ブラック企業なんて言ってますけど、まあ昔から企業とい
うのは五十歩百歩といったところで、ブラックまでいかな
くてもグレー系か白黒ブチかのどっちかではありました。
大体真っ白けじゃ会社なんかやっていけないでしょうしね。
営業部なんかどこも問答無用が罷り通るような、似たり寄
ったりだし、
工場のライン勤務なんかも、単純作業で、頭を使わないぶ
ん楽といえば楽だけど、どうもそんな問題でもなさそう。
無限の可能性と夢の塊のような若い人たちが、、、
なんて言うとシラケてしまいそうですけど、ベルトコンベ
ヤーに追い回されるだけならまだしも、そのベルトコンベ
ヤーに自ら乗っかることをもって「人生設計」と思い込ん
でるのはやっぱり頭をひねりたくなります。
工員でも営業でも医者でも同じことでしょうね。箱庭み
たいな空間に、みんなで寄ってたかって閉じ込めてしまう
以外の事は考えられないのは、発想の貧困なのかもしれな
いなんて思ってしまいます。
自分自身の若い頃のことをいってしまえば、そんな風にし
ていつの間にかジイさん、バアさんになってしまった姿を
どうしても想像できなかった。いや想像したくなかった。
そしてどうやらそんな気持ちを親も理解してくれたのは、
恵まれていたかというか、今になってみれば感謝していま
す。念願だった日本脱出はとうとう実現できなかったけれ
ど、おかげで嫌という程辛い目にはあったけれど、ちっと
も後悔なんかしていません。
高層ビルの谷間に垣間見える空を宇宙と思い込むような、
そういう人間ばっかりになるとどうなるかというと、今の
世の中のようになるのかなあ。
自分がシアワセだと感じている日本人は、他の国の人たち
と比べてもとても少ないらしいのです
どんどん尻すぼみになって逃げ場がない世の中になってし
まうわけですよねえ。
「サラリーマンに憧れなどなかった。だが、熱を上げるよ
うなやりたいこともなく、いつの間にか周りと同じように、
就職活動に勤しんでいた。
確固たる自信など何ひとつないくせに、プライドだけは山
よりも高い。自分よりレベルが低いと思っていた奴らが一
流と呼ばれる企業の内定をもらった時は、酷く嫉妬した。」
中身のないプライドなんか、情け容赦もない現実のど真ん
中に投げ込まれるや、あっという間にズタズタに引き裂か
れる。底なし沼のような自信喪失。
それでもまだ、紙切れのようなプライドだけは息をしてい
る。
しかし、とうとう我慢も限界にきて、課長だか、部長だかに
転職したいから、辞めますというと、、、、
「お前みたいな役立たずなんかどこも雇ってくれるもんか。
今時再就職なんてお前が考えてるほど簡単じゃねえぞ」
だが、あなたは彼に向かって、初めて晴れ晴れとした顔を向
けて話すのだ。
「簡単じゃなくてもいい。むしろ簡単じゃいけないんです。
僕は、この会社を簡単に選びすぎた。時間をかけるのが怖
くて、内定もらえりゃどこでもいいなんて、仕事なんてそ
んな気持ちで決めるもんじゃなかった。次は本当にやりたい
ことを見つけますよ。
時間がかかったっていい、ステータスなんてなくたっていい。
たとえ無職になったって、最後に自分の人生、後悔しないよ
うな道を見つけてみせますよ。
自分は世界を変えることはできないけれど、たった一つ、自
分の人生だけは変えることができる」。
別に転職を勧めてるわけじゃないですけど、是非是非世間体
のいい職場より、やりがいのある仕事を見つけて欲しいです。
シンドくないことはないけど、そんなシンドささえ嬉しく
なるようなお仕事があればいいですね。
そんな生き生きとしたあなたの元には、きっと素敵な運命が
待っているような気がします。素敵な恋人だってそうだと
思います。
自分は世界を変えることはできないけれど、たった一つ、自
分の人生だけは変えることができる。
希望はいつだってどこにだってある、見えないだけ、見ようと
しないだけ。ただそれだけの話なのかなと思います。
