我が家はパパ、ママ&ジイジ、バアバ&六歳のハル君
と三歳のミーちゃんの大家族。
賑やかなといえばそれはもう文句のつけようもない。
ご近所にはご迷惑かもしれませんが、隣家のKさんの
七十代のご夫婦や、一人住まいの八十代のSさんのお
婆ちゃんには、孫ができたみたいなどと言われて、
とても可愛がられています。
ハル君とミーちゃんには何人ジイバアがいることやら
片手の指ではとても追いつきません。
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我が家は一世代前、パパたちがハル君やミーちゃんの
年頃だった頃から、なぜだか大家族です。多い時は
八人もいました。
別に大家族が大好きというわけではないのですが、
いつの間にかそういう風になっているのです。
それに我が家は昔からナントナク放任で、細かいこと
を言わないのを良いことにして、子供達は散らかし放
題、ワンパクのやりたい放題で、前の住み家なんか襖
が骨までなくなって、カーテンを垂らしていました。
カーテンだと襖を開かなくて済むようです、まあ、あ
たりまえの話ですが、慣れないお客なんか、
たった今目の前にいた我が息子どもが突然姿を眩ます
ものですから、目を白黒されていましたっけ。
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おかげさまで、じゃなかった、そんな親のいい加減な
薫陶のせいで、未だに野生が消えない三十代男子とな
りました、え〜と、二人ともです。
そしてそのゴリラのような男の子がなぜか、滅多にな
いような麗しき伴侶に恵まれたことは、これはやっぱ
り現代の奇跡というべきなのかも。
そうそう、それにビンボーというオマケがついている
にもかかわらず、です。
別にビンボーが好きなわけではありませんが、
ビンボーの方が僕たちをなぜか大好きみたいなのです。

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