生後一年くらいになると性格の輪郭が見えてくる。
ハル君は気持ちの切り替えが早いようだが、どうも
気が短くて、就学するころには喧嘩っ早くなりそう。
やられる前にたたんでしまうってタイプか。
僕たちの頃はお互い様で済んでたが、
今はねえ、”加害者”扱いだから、親が頭を下げる
くらいで、、、無理だろね。
なんて思ってた。
それが妹のミーちゃんが生まれて、今三歳で、
ハル君はといえば、もう六歳で、来年はランドセル
背負って一人で、泉ガ丘小学校に通う。
今度は妹のミーちゃんの方が、過ぎし日のニーニー
に似てきた、ってより、あんなもんじゃない。
一方で、ニーニーのハル君はといえば、性格が様変わり。
ちょっと見ないほど優しい。妹にあんなに慕われる兄貴
なんて見たことないくらいだ。
ミーちゃんはすぐおててをつなごうっていうし、意地悪
してつないでくれないと、拗ねて歩こうとしない。
最近は保育園の帰りに、抱っこやおんぶをしてくれるから
ミーちゃんがすっかりご機嫌。
いやね、はたから見ててあんな微笑ましい光景ってない。
来年からニーニー抜きの保育園になるけど、
ボーイフレンド(まがい)も(何人か)できたようだし、
心配どころかナンカ楽しみなようなうらさびしいような心境。
でもいつまでも仲良しの兄妹になるんだろうナ。

ハル君とミーちゃんの小さな物語
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