熊本の結婚相談所むつみ会のブログ

ホッホッホタルこい①

田んぼに農薬を撒き始めたのは、昭和三十年前後だった
気がする。「こえたご」と言っても分からないだろうが、
排泄物(オシッコやウンコその他)を穴にためて熟成さ
せ肥料にする。
動物が生存するために出した排泄物や二酸化炭素は土の中
の微生物や植物にとっては大好物で、摂取分解して養分と
なり、動物のための作物に変えてしまう。
オゾン層で保護された地球生態圏の万物が、そんな精妙な
循環で生存している。
``
今は化学肥料や農薬があたりまえになったが、当時は合法
であっても、禁忌されていて、農薬使用の田んぼの周囲に
は縄がめぐらされて、銀色の短冊(農薬使用中)が一杯つ
るされて、田植えの後の早苗の上でキラキラしてるのを皆
気味悪がった。
学校でも有毒だから近づかないよういわれていた。
崖登り、木登り、洞窟探検、小川の蛇釣り、ターザンご
っこと、今の親なら卒倒するような危険な遊びも、気を
つけろの一言で済まされたが、農薬の田んぼだけは違った。
``
今の時季になると、ホタルやカエルや蛇だってヤになる
ほどいた。
涼風が抜けるように、家の雨戸から襖から全開にして、
蚊除けの蚊帳(布団のまわりを囲む網状のとばり・知って
るかなあ)を張って家族全員その中で寝た。
ドロボーの心配なんか誰もしなかった。
ホタルだけなぜか蚊帳の下から侵入してきた。
ホタルの光が乱舞するなかで、
眠りに入る・・・なんてロマンチック!
なんて今の人たちはきっというだろう。だけど当時とし
てはただの迷惑な闖入者にすぎなかった。
                  (つづく)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP