世界に色をつける
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貧困国のひとのために、何か役に立てないかと一念発起
したある女性がいました。
それで、ネパールの少女売春の更生施設で、今一番した
い事は何かという質問をぶつけました。
ほとんどの女性からかえってきた答えは・・・、
それは、思いもかけない事でした。
「お化粧をしたい」
彼女たちはお化粧をした事などなかったのです。
以来、コスメをコンセプトにメークアップの職業訓練とい
うソーシャルプロジェクトを起こしました。
そして、いまでは数千人の一般協力者(購入したけど使用
してみたら気に入らなかった化粧品を提供)や化粧品会社
を巻き込んで、大きな事業になっています。
彼女が目指しているのは、
``
「世界に色をつける」
``
ということです。
そのことでやりたい事を見つけ、思いが伝わり、人とつな
がり、世界が見えてきて、自分と人の色が交わるグラデー
ションとなって何かが生まれる。つまり、
``
新しい色という「自分らしさ」
``
を発見するのです。
``
資本主義社会において、豊かであるという事は個人が市場
社会のサイクルの中に巻き込まれるということです。
人が何かをつくる、または行うという営みは本来であれば、
それによって思いを伝え、人とつながり、
世界が見えてきて、自分と人の個性が交わり、新しい自分
を見いだしてゆくという「自分らしさ」の表現になります。
``
「自分らしさ」とは何かといえば、
ヒューマニズムに深層でつながっています。
それ以前においては生産とは「文化」の創造でもあった
のです。
しかし市場経済の世界ではそれが一転します。
つまり一旦商品化されるやいなや、そこからは一切の個性
がはぎとられ、値札を貼られ、一つの商品価値としてしか
流通しなくなります。
働けば働くほどささやかな報酬の代わりに、自分が自分で
自分でなくなり、孤立していくという自己疎外のトラップ
におちてゆくのです。
``
さて資本主義経済の矛盾の大きな渦中で、期せずして彼女
が目指したのは、
``
「世界に色をつける」
``
というそのことでした。
新しい色という「自分らしさ」を発見する、でした。
そしてそれは彼女自身のなかに新しい色なる「自分らしさ」
を見出そうという旅でもあったのです。
``
戦後の高度経済成長によって、暮らしが豊かになるとともに
本来なら、出生率も高くなり、男女の愛情のあり方も、家庭
の営みも充実してくる筈でした。
しかし現実はその逆で、未婚率は(離婚率やDVも)鰻上りに
なる一方で、子どもは一カップルから1.3人くらいしかでき
なくなりました。
その主要な原因の一つが、若い人たち一人一人から、
「色がなくなった」
ということではないか、とずっと感じてきました。
``
「色がなくなった」
を別の言葉でいうと、
「自分らしさを失った」
になるのでしょう。
「自分らしさ」には元来良いも悪いもありません。
一人の人間としてのかけがえのない意味合いみたいなもの、
影があれば光があるようなもの、心のひだを包んでいる
シワみたいなもの、などとも言えます。
三歳くらいまでの幼児は、本当にその子らしさが輝いてい
ます。つまりそれが「自然」ということなのかなと思われ
ます。
「色がなくなった」ということは、私たちの日々の暮らしが
どこかで自然からかけ離れてしまったのかな、
と私たちにはとても強く思われてならないのです。
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